この記事では、「sham」の意味をわかりやすく解説していきます。
類義語と比べながら正しい使い方を学びましょう。
目次
基本的な意味
shamは「偽物」「見せかけ」「詐欺」を意味する名詞や形容詞、動詞として使われます。
本物ではなく、見かけだけのものや、だます行為を表現します。
発音: /ʃæm/
語源と由来
「sham」は17世紀頃の英語で、「だます」「欺く」という意味の古い言葉から派生しました。
もともとは「偽りのもの」を指し、今でも「偽物」や「ごまかし」を意味します。
品詞別の意味
名詞: 偽物、偽装、詐欺行為
例: This certificate is a sham.
(この証明書は偽物だ)
形容詞: 偽物の、見せかけの
例: He gave a sham smile.
(彼は作り笑いをした)
動詞: 偽る、だます
例: She shammed illness to avoid work.
(彼女は仕事を避けるために病気のふりをした)
主な使用場面
shamは日常会話やニュース、文学作品などで使われます。
特に「本物ではない何か」「不正や欺瞞を指摘する」文脈で登場することが多いです。
1. 偽物や詐欺の指摘
The entire deal was a sham.
(その取引は完全な詐欺だった)
2. 偽りの態度や行動
He gave a sham apology.
(彼は形だけの謝罪をした)
3. 偽の振る舞い(動詞として)
She shammed surprise when she already knew.
(彼女はすでに知っていたのに驚いたふりをした)
類義語との比較
似た意味を持つ単語と比較しながら、「sham」のニュアンスを理解しましょう。
1. sham vs fake
fake: 明確に「偽物、本物でないもの」を指す一般的な言葉
- He wore a fake Rolex watch.
(彼は偽物のロレックスをつけていた)
sham: 「見せかけ」「欺瞞」のニュアンスが強い
- The trial was just a sham to silence critics.
(その裁判は批判を封じるための見せかけに過ぎなかった)
2. sham vs counterfeit
counterfeit: 法的に禁止された「偽造品」を指す正式な言葉
- He was arrested for selling counterfeit money.
(彼は偽札を売ったことで逮捕された)
sham: 偽造品以外に、偽りの態度や仕組みなど幅広い意味
- The charity was a sham to collect money illegally.
(そのチャリティーは不正に金を集めるための偽装だった)
3. sham vs fraud
fraud: 「詐欺行為」「犯罪的なだまし」を強調
- The company was involved in financial fraud.
(その会社は金融詐欺に関与していた)
sham: 必ずしも犯罪的ではないが「見せかけ」や「偽り」を指す
- The meeting was a sham; decisions were already made.
(その会議は見せかけで、決定はすでにされていた)
4. sham vs pretend
pretend: 「ふりをする」「演じる」という動詞
- He pretended to be sick.
(彼は病気のふりをした)
sham: より「だます」「本物ではないものを装う」という意味合いが強い
- She shammed interest in the conversation.
(彼女は会話に興味があるふりをした)
まとめ
「sham」は「偽物」「見せかけ」「欺瞞」を意味し、本物ではないものや行為を否定的に表現する単語です。
類義語の「fake」や「fraud」と比較すると、「sham」はやや広い意味で「偽りの状態や態度」を指します。
日常会話からフォーマルな文章まで幅広く使えるので、しっかり理解して使いこなしましょう。