“seditious” は「扇動的な」「反政府的な」といった意味を持つ形容詞で、政府や権力に対する反乱や抵抗を呼びかけたり促進したりする言動に使われる語です。
法律や政治、歴史的文脈で特に登場することが多い語です。
この記事では “seditious” の意味や使い方、類義語との違いを具体例とともにわかりやすく解説します。
seditiousの意味と使い方
“seditious” は、「政府・支配者・法律に対する反抗や反乱を扇動するような態度・言動」を表す語です。
一般的な日常会話ではあまり登場しませんが、法廷、報道、歴史などの文脈では重要なキーワードとなります。
例文
He was arrested for making seditious remarks against the government.
(彼は政府に対する扇動的発言をしたとして逮捕された)
The pamphlet was banned because of its seditious content.
(そのパンフレットは扇動的な内容のために発禁となった)
She denied writing any seditious articles.
(彼女は扇動的な記事を書いたことを否定した)
このように、seditious は暴力的な革命までは呼びかけていないが、支配構造への危険な挑発を含意する表現です。
類義語との違いと使い分け
単語 | 意味 | ニュアンス・使い分け |
---|---|---|
seditious | 扇動的な/反政府的な | 政治的に危険な思想・言動を指し、法律違反になりうる表現 |
rebellious | 反抗的な/反乱を起こそうとする | 権威や秩序に逆らう態度を広く指す。個人にも集団にも使える |
subversive | 体制を覆そうとする/破壊的な | 体制・価値観・社会秩序を壊す意図のある行動や思想に使う |
inflammatory | 扇情的な/感情を煽る | 怒り・敵意・暴力などを煽る発言や文章に使う。政治以外にも用いる |
insurgent | 暴徒的な/蜂起した者(名詞も可) | 武力で現政権を倒そうとする者・動きに使われる。軍事的文脈が強い |
類義語の例文比較
The speech was rebellious, urging students to break the rules.
(そのスピーチは反抗的で、生徒たちに規則を破るよう促していた)
The group planned a subversive campaign to destabilize the regime.
(そのグループは政権を不安定にする破壊的なキャンペーンを計画していた)
His words were so inflammatory that a fight broke out.
(彼の言葉は非常に扇情的で、喧嘩が勃発した)
The insurgents attacked the military base.
(反乱軍が軍の基地を攻撃した)
まとめ
seditious は「反政府的」「扇動的」という意味を持ち、次のような文脈で使われます:
- 政治的・法的:政府転覆や反体制的な思想・発言に関する記述
- 報道・歴史:革命や暴動を引き起こすリスクがある行動への評価
- 裁判:国家に対する脅威として違法行為を裁くときの表現
類語との微妙な違いを押さえることで、状況に合った英語表現が可能になります。
特に報道や国際情勢の記事を読む際には必須の語彙なので、ぜひ覚えてみてくださいね!