英語で「トイレに行きたい」と言いたいとき、「restroom と bathroom のどちらを使えばいいの?」と迷ったことはありませんか?

どちらも「トイレ」を指すことがありますが、使われる場面や文化的なニュアンスが異なります。

この記事では、restroom と bathroom の違いと、シーン別の正しい使い分け方をわかりやすく解説します!

restroom:公共の「トイレ」

restroomお店・レストラン・空港などの公共施設にあるトイレを指す表現です。

アメリカ英語で非常によく使われる丁寧な言い方です。

例文:

  • Excuse me, where is the restroom?
    すみません、トイレはどこですか?
  • The restrooms are at the back of the restaurant.
    トイレはレストランの奥にあります。

ポイント:

  • 「rest」=休む+「room」=部屋 → 直接的な表現を避けたやわらかい言い回し
  • 日本語でいう「化粧室」や「お手洗い」のイメージに近い
  • レストラン・ホテル・ショッピングモールなどの案内表示にも使われる

bathroom:家庭内の「トイレ付きのバスルーム」

bathroom は本来、バスタブやシャワーのある部屋を指す言葉です。

ただしアメリカ英語では、家庭やオフィスなどのプライベート空間では「トイレ」の意味としても広く使われています。

例文:

  • Can I use your bathroom?
    お手洗いを借りてもいいですか?
  • The bathroom is down the hall to the right.
    廊下を右に進んだところにあります。

ポイント:

  •  家の中などでは「bathroom」を使うのが自然
  • 「トイレ」と言いたいときでも直接 "toilet" と言わず、やわらかい表現にするのがマナー
  • 公共の場ではあまり使われない(※restroomの方が適切)

toilet は使っていいの?

toilet は、実際の「便器」や「便所」を指す言葉で、イギリス英語では一般的に使われます

しかしアメリカでは直接的すぎるとされることがあり、日常会話では避ける傾向があります。

例文:

  • "Where’s the toilet?"(ややストレートで無作法に聞こえることも)

ポイント:

  • イギリスやオーストラリアではふつうに使われる
  • アメリカでは restroombathroom を使った方が無難

シーン別まとめ

英語表現主な意味使用シーンニュアンス・使い分け
restroom公共のトイレ(化粧室)レストラン、空港、施設などアメリカで丁寧な公共向け表現
bathroom家庭内のトイレ付きバスルーム家・友人宅・プライベートな場所柔らかく間接的に「トイレ」と伝えたいときに使う
toilet便器/トイレそのものイギリス英語圏(公共でも家庭でも)アメリカでは避ける方が無難
lavatory航空機・フォーマルな書き方飛行機内・公式文書などフォーマル・書き言葉。日常会話ではあまり使わない

まとめ

英語で「トイレ」と言いたいとき、どちらを使うかはシーンによって異なります:

  • 公共の場(店・施設)ではrestroom
  • 家庭や友人の家ではbathroom
  • イギリス英語ではtoilet もOK
  • 飛行機・フォーマル表現lavatory

英語圏ではトイレをあえてやわらかく表現する文化があります。

そのため、シーンに合った表現を選ぶことが自然で丁寧な英会話のコツですよ!

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