英語で「歩行者」と言いたいときに使われる単語が “pedestrian”

交通標識やニュースでも見かける単語ですが、文脈によっては意外な意味でも使われることがあります。

この記事では、pedestrian の意味・使い方・類義語との違いを例文とともに詳しく解説します!

pedestrian の基本的な意味

意味①:歩行者(名詞)

最も基本的な意味は「歩行者」、つまり歩いている人のことです。

  • 発音:/pəˈdes.tri.ən/
  • 品詞:名詞(可算)

例文:

  • This area is closed to vehicles and open only to pedestrians.
    このエリアは車両通行禁止で、歩行者専用です。
  • Watch out for pedestrians when driving near a crosswalk.
    横断歩道付近では歩行者に注意してください。

この意味での pedestrianフォーマルな言い回しとして看板・法律・ニュースなどで使われます。

意味②:平凡な、退屈な(形容詞)

意外かもしれませんが、pedestrian には形容詞として「ありふれた/つまらない/創造性に欠ける」という意味もあります。

これは「足元ばかり見ていて面白みがない」という比喩的な意味から来ています。

例文:

  • His explanation was too pedestrian to impress the audience.
    彼の説明は平凡すぎて聴衆には響かなかった。
  • The movie was visually stunning, but the story was rather pedestrian.
    映像は素晴らしかったが、ストーリーはありきたりだった。

この意味ではやや否定的な評価になるので、文脈に注意が必要です。

類義語との比較(歩行者という意味で)

単語意味ニュアンス・使い分け
pedestrian歩行者(フォーマル)法律・案内表示など公式の表現によく使われる
walker歩く人もっと日常的な言い方。散歩や運動する人も含む
foot traveler徒歩で旅する人古風であまり一般的ではない表現

例文比較:

  • Pedestrians must use the sidewalk.
    → 法的・標識的な文脈で使うのが自然。
  • I saw many walkers in the park this morning.
    → 散歩や運動目的の人を指すフレンドリーな表現。

類義語との比較(形容詞の意味で)

単語意味違い
pedestrian平凡でつまらない批判的な文脈でよく使われる(特に表現・アイデア)
ordinary普通の中立〜やや肯定的。一般的な物事
mundane日常的・退屈日常の中のつまらなさを強調した表現
dull退屈な主観的なつまらなさ。曖昧な言い方が多い

まとめ

用法意味ポイント
pedestrian(名詞)歩行者交通・法的な表現に使う公式な言い方
pedestrian(形容詞)平凡な、退屈なアイデア・作品などが創造性に欠けることを批判的に

日常英会話では名詞としての用法が一般的ですが、ニュースやビジネス英語では形容詞として登場することもあるので注意が必要です。

場面に応じて正しく使い分けられると、英語力が一段とアップしますよ!

おすすめの記事