“keynote” は英語で「基調」「要旨」「中心となるテーマ」「(会議・式典などの)基調講演」を意味する名詞です。

特にイベントやカンファレンスなどの正式な場で、その集まりの雰囲気や方向性を決める重要な役割として使われます。

基本的な意味と使い方

1. 会議やイベントの「基調」「主題」

keynote は、その会議や催しの全体を貫く主なテーマや考え方を指します。

何かの方針や雰囲気を「決定づける中心的な要素」を表現する際にも使われます。

例文:

  • The keynote of the conference was innovation in technology.
    (その会議の基調はテクノロジー分野のイノベーションだった)
  • Environmental sustainability set the keynote for the entire event.
    (環境の持続可能性がイベント全体の主題となった)

2. 基調講演(Keynote Speech / Keynote Address)

“keynote” はまた、会議やシンポジウムなどで「基調講演(keynote speech)」や「基調講演者(keynote speaker)」としても非常によく使われます。

これは、イベントの最初や最重要な部分で、今後の議論や方針の指針となる話をする役割です。

例文:

  • She was invited to deliver the keynote speech at the summit.
    (彼女はサミットで基調講演をするために招かれた)
  • The keynote speaker emphasized the need for global cooperation.
    (基調講演者はグローバルな協力の必要性を強調した)

3. 比喩的な使い方

日常会話やエッセイでは「全体の雰囲気や中心となる性格・特徴」という意味合いで比喩的にも使われます。

例文:

  • Optimism was the keynote of his speech.
    (彼のスピーチの要点は楽観主義だった)
  • Simplicity is the keynote of their design philosophy.
    (シンプルさが彼らのデザイン哲学の要点だ)

類義語との違い

“keynote” には近い意味を持つ英単語がいくつかありますが、それぞれニュアンスや使いどころが異なります。

類義語意味・ニュアンス使い分けポイント
theme主題・テーマ。会議・文章・映画など幅広く使える。一般的な「話題」や「大きな枠組み」
subject話題・議題。具体的なトピックにフォーカス。細かい話題や、学校科目にも使う
motif芸術・音楽で「反復される主題やモチーフ」芸術的・文学的な文脈で使う
essence本質・エッセンス。内容の根幹となる部分抽象的・深いレベルで使うことが多い
gist要点・要旨。文章や話の「まとめ」ざっくりしたまとめを伝える時に

まとめ

「keynote」は「基調」「主題」「中心となる考え」や「基調講演」を意味する英単語です。

  • その場の「雰囲気を決める中心的要素」や「会議の方針を示す最重要な話」という意味
  • 公式な場面やビジネスシーンで多用される
  • 類義語と比較して、「全体の方向性や雰囲気の決定づけ」という“核”の意味合いが強い

英語で「keynote」を使いこなせるようになると、会議やプレゼン、ビジネスメールでも表現の幅が大きく広がるはずです。

ぜひ、類義語との違いを意識してシーンに応じて使い分けてみてくださいね!

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