誰かの行動や能力が足りないせいで、全体の進行を妨げてしまうとき、
日本語では「足手まといになる」「足を引っ張る」という言い方をよく使いますよね。
英語でもこうしたニュアンスを表す表現はいくつかあり、場面や感情の込め方によって使い分けが必要です。
この記事では、「足手まとい」を意味する英語表現をシーン別にわかりやすく紹介します!
グループやチームでの「足手まとい」:a burden / a liability
何かの活動や仕事を進める中で、一人のせいで足並みが乱れてしまうような場合は、
burden(重荷) や liability(負担) が使われます。
- burden:精神的・物理的に「重荷」になる存在
- liability:チームや組織にとって「リスク・マイナス」になる存在
例文:
- I don’t want to be a burden to the team.
チームの足手まといにはなりたくないんです。 - He’s becoming a liability in this project.
彼はこのプロジェクトの足を引っ張ってる存在になりつつある。
burden はやや控えめ・内省的な表現、
liability はより批判的・厳しい言い方になります。
迷惑をかけていることを自覚している場面:hold someone back
「自分のせいで相手の行動や成長を妨げている」と言いたいときは、hold someone back がぴったりです。
- I don’t want to hold you back.
君の足を引っ張りたくない。 - He felt like he was holding the team back.
彼は自分がチームの足を引っ張っているように感じていた。
相手の可能性やスピードを妨げてしまうことを示す、感情がこもった言い回しです。
軽い意味で「ジャマになる」:in the way
場面によっては、「そこにいるとジャマ」という程度のニュアンスで、
in the way(進路の邪魔になる) という表現が使われます。
- I feel like I’m just in the way.
私、ただジャマなだけかも。 - Could you move? You're in the way.
どいてくれる?ジャマなんだけど。
※この表現は直接的なので、使い方によっては失礼になることもあるため注意が必要です。
シーン別まとめ
表現 | シーン | ニュアンス・補足 |
---|---|---|
a burden | チーム・家族・仲間内 | 「重荷」になる存在として控えめに表現 |
a liability | ビジネス・プロジェクト | マイナス要因としての足手まとい(やや強め) |
hold (someone) back | パートナー・仲間・チーム内 | 「足を引っ張る」という感情を込めた言い方 |
in the way | カジュアルな日常会話 | 単に「ジャマ」な存在、直接的な表現で注意が必要 |
まとめ
「足手まとい」を英語で表すときは、状況・関係性・トーンの強さによって使う表現を選ぶのがポイントです。
- 自分の存在を申し訳なく思って → I don’t want to be a burden.
- 厳しく指摘したいとき → He’s a liability to the team.
- 感情的に引き止めてしまっているとき → I’m holding you back.
- ジャマだと軽く伝えたい → You’re in the way.
相手との関係性を大切にしながら、ぴったりの言い方を選んで使ってみてください!