ビジネスメールやチャット、SNSでもよく見かける略語 FYI。
パッと見て意味がわからないと戸惑ってしまいますが、ネイティブや英語話者の間では非常によく使われる便利なフレーズです。
この記事では、「FYI」の意味と使い方、そして注意点までわかりやすく解説します!
目次
FYIの意味は?:For Your Information の略
FYI は For Your Information(あなたの参考までに)というフレーズの略語です。
直訳すると「あなたの情報として」「参考までに」といった意味で、相手に知らせておきたい情報を伝えるときに使う表現です。
ビジネスでもプライベートでも相手に何かを伝えるけれど、返信や行動を求めているわけではないときに使われます。
実際の使い方(メールやチャット)
- FYI, the meeting has been moved to 3 p.m.
参考までに、会議は午後3時に変更されました。 - FYI: Here’s the document we discussed.
参考までに:こちらが先ほど話していた資料です。 - Just FYI – I’ll be working remotely tomorrow.
一応お知らせですが、明日は在宅勤務です。
メールの件名や冒頭に「FYI:」とつけることもよくあります。
この場合は、本文が「読んでおいてほしい情報ですよ」というサインになります。
いつ使う?どんな場面で便利?
FYI は以下のような場面でよく使われます:
- チームメンバーに状況を共有したいとき
- 上司やクライアントに念のため情報を伝えたいとき
- 相手の返答や対応を必要としないが、知っておいてほしいことがあるとき
たとえば:
- FYI, John is on vacation next week.
→ ジョンが来週休暇に入ることを伝えておきたいとき - FYI, the file has already been sent.
→ もうファイルは送付済みなので、その情報だけ伝えたいとき
類似表現との違い
表現 | 意味 | ニュアンス・違い |
---|---|---|
FYI | 参考までに | 定番・カジュアルにもフォーマルにも使える |
Just so you know | ちょっと知らせておくね | 少しカジュアルで話し言葉寄り |
For your reference | ご参考までに | ビジネス寄り・文書や添付ファイルに添えると丁寧 |
FYI はフォーマル・カジュアルの両方で使えますが、上司や社外の相手には “For your reference” の方が丁寧な印象になります。
注意点:使いすぎには注意!
FYI はとても便利な表現ですが、使いすぎると冷たい印象や「事務的すぎる」感じを与えることがあります。
特に社内のチャットやメールでは、少しだけクッション言葉(like “Just a heads-up”)を加えるとやわらかくなります。
まとめ
FYI は “For Your Information” の略で、「参考までに」「お知らせまでに」といった意味を持つ便利な略語です。
- 情報を共有したいとき
- 返答を求めていないとき
- ビジネスでもカジュアルでも使える
など、幅広い場面で活用できます。
英語メールやチャットでもよく使われるので、ぜひ覚えておくとスムーズなやりとりに役立ちますよ!