“eager” は英語でよく使われる形容詞のひとつで、会話でも文章でも幅広く登場します。
とても前向きな意味を持つ単語ですが、ITの分野ではまた少し違う文脈で使われることもあります。
この記事では、日常英語としての意味から、プログラミングなどの技術系での使われ方までわかりやすく解説します。
英語での基本の意味
“eager” は「〜したくてたまらない」「強く〜を望んでいる」という意味をもつ形容詞です。
喜びや好奇心、やる気など、ポジティブで積極的な気持ちがこもった単語です。
例文:
- I’m eager to see the results.
結果が見たくてたまらない。 - She’s eager to travel abroad.
彼女は海外旅行にとても行きたがっている。 - The students were eager for the holidays.
生徒たちは休みをとても楽しみにしていた。
be eager to + 動詞 や eager for + 名詞 の形でよく使われます。
類似表現との違い
eager は似た言葉と混同されやすいですが、意味には明確な違いがあります。
- interested:興味がある(積極性はあまりない)
- excited:ワクワクしている(感情が高ぶっている)
- eager:すぐにでも行動したいほど強く望んでいる
たとえば “I’m interested in learning Spanish.” は「スペイン語に興味がある」ですが、“I’m eager to learn Spanish.” なら「今すぐにでも勉強したい」くらいの意欲になります。
IT・プログラミングでの “eager”
プログラミングやITの世界でも、“eager” は使われます。
この場合は「積極的に」「先読みして」処理を行う、というような意味で登場します。
たとえば:
- eager loading(イーガーローディング)
→ 必要になる前に先にデータをまとめて読み込んでおく処理 - eager execution(イーガー実行)
→ TensorFlowなどで、コードを書いたその場で即座に実行される仕組み
eager の対義語として lazy(遅延)という言葉があり、eager loading に対して lazy loading(使うときにだけ読み込む)という対になる処理もあります。
つまり ITの文脈では、「すぐに」「先に」「積極的に実行する」という意味を持つ技術用語として使われます。
まとめ
eager は英語の基本単語として「〜したくてたまらない」という意味で使われ、意欲や期待がこもったポジティブな表現です。
一方でプログラミングやITの世界では、「先読み処理」や「即時実行」などの技術的な意味でも登場します。
日常英語でも技術用語としても、どちらでも頻出の単語なので、使い方と意味をしっかり理解しておくと便利です。