“dullard” は、「鈍感な人」や「愚鈍な人」を意味する名詞。
知的な鋭さや素早い理解力に欠ける人物を表し、やや侮蔑的な言い方です。
文学的な表現や皮肉を込めた場面で使われることが多く、現代英語では日常的というよりも少しフォーマル寄りな語感があります。
dullard の意味と使い方
dullard は、「何かを理解するのに時間がかかる人」「物事に反応が鈍い人」を指して使います。
例文
He’s such a dullard—he didn’t realize she was joking.
(彼は本当に鈍感だね。彼女が冗談を言っていることにすら気づかなかった)
Only a dullard would ignore such clear instructions.
(そんな明確な指示を無視するなんて、愚か者だけだよ)
I can’t believe he missed the point again. What a dullard!
(また要点を外したよ。まったく鈍いにもほどがある)
類義語との違いと使い分け
dullardと意味が近い単語を下記にまとめています。
単語 | 意味 | ニュアンス・使い分け |
---|---|---|
dullard | 鈍感で知的に鈍い人 | やや古風・文学的で皮肉を込めて使われる |
fool | 愚か者、馬鹿者 | 幅広く使える一般的な侮辱語。愚かな判断や行動に焦点がある |
idiot | 非常に頭が悪い人、間抜け | 強い侮蔑的意味があり、感情的な罵倒に使われることが多い |
dimwit | 頭の悪い人 | カジュアルな侮辱。ユーモアを交えて使われることもある |
simpleton | 思考が単純すぎる人、だまされやすい人 | 愚直でナイーブな印象を含む。風刺的に使われることがある |
類義語との例文比較
Don’t be a fool, think before you act.
(馬鹿なことをするなよ、行動する前によく考えて)
He’s a total idiot for trusting that scammer.
(あの詐欺師を信じるなんて、完全にバカだよ)
You dimwit, that’s not how it works!
(間抜けだな、それじゃ動かないよ!)
まとめ
“dullard” は、「鈍感な人」「愚鈍な人」という意味で、相手の理解力や気の利かなさをやや上品に、あるいは皮肉を込めて表現する語です。
- 現代英語ではやや古風な響きがあるが、文学やユーモアで使用されることも多い
- fool や idiot よりも控えめに知的な鈍さを示す時に便利
- 相手を強く非難したい場面より、じわっと皮肉を込める表現に向いている
文脈やトーンに合わせて使い分けることで、英語表現の幅を広げることができます。