「dorm」という単語は、学生生活やアメリカのキャンパスライフに関する話題でよく登場します。

略語ながら非常に一般的で、ネイティブの会話では頻繁に使われる語です。

この記事では、「dorm」の意味や使い方、類義語との違いを具体例とともに詳しく解説します。

基本的な意味と使い方

dorm(名詞)

“dorm”は“dormitory”の略で、「学生寮」「寄宿舎」などを意味します。

特にアメリカ英語で日常的に使われるカジュアルな表現です。

例文:
– I live in a dorm on campus.
(キャンパス内の寮に住んでいます)

– The dorm has shared bathrooms and a common lounge.
(その寮には共用のバスルームとラウンジがあります)

ポイント:
“dorm”は口語的な言い方で、学生同士や友人間で使うのが自然です。

“dormitory”よりも柔らかく、親しみのある響きがあります。

dormitoryとの違い

dormitory(正式な語)

“dormitory”は“dorm”の正式形で、書き言葉や公式な文書、学校案内などで使われます。

例文:
– Freshmen are required to live in a dormitory during their first year.
(1年生は最初の年は寮に住むことが義務付けられています)

違いのポイント:
“dormitory”はフォーマル、書類や説明用に使い、“dorm”はカジュアルで会話に向いています。

類義語との違い

residence hall(よりフォーマルな表現)

“residence hall”は「学生寮」の別の言い方。

大学や学校の公式名称として使われることが多い表現です。

例文:
– The university has several residence halls for undergraduates.
(大学には学部生向けの学生寮がいくつかあります)

違いのポイント:
“residence hall”は“dormitory”よりもさらに公式な響きがあり、パンフレットや案内サイトなどで好まれます。

boarding house / boarding school(食事付きの寄宿舎)

“boarding house”や“boarding school”は、住居だけでなく食事の提供も含まれる寄宿スタイルの施設を指します。

特に高校以下の教育機関で使われることが多いです。

例文:
– He spent his teenage years at a boarding school in the UK.
(彼は10代の頃、イギリスの全寮制学校で過ごした)

違いのポイント:
“dorm”や“dormitory”が主に大学寮を指すのに対し、“boarding”が付く表現は寮生活+食事提供を含む全寮制学校を指すのが一般的です。

hostel(旅行者用・簡易宿泊施設)

“hostel”は、学生寮ではなく、安価で泊まれる宿泊施設(バックパッカー向けなど)を意味します。

例文:
– We stayed at a hostel during our trip to Berlin.
(ベルリン旅行中はホステルに泊まりました)

違いのポイント:
“dorm”は学校用、“hostel”は旅行者用という区別が基本。

ただし“dormitory room”という表現はホステル内の「相部屋」を指すこともあります。

まとめ

表現意味用途・トーン備考
dorm学生寮(口語)学生同士の会話・カジュアルな表現“dormitory”の略
dormitory学生寮(正式)書類・案内・説明文に最適少し堅めの響き
residence hall学生寮(大学の公式名称)フォーマル・学校公式文書向けアメリカの大学でよく使う
boarding school全寮制学校高校以下での長期寄宿制食事付きが基本
hostel簡易宿泊施設旅行者向け、安価な相部屋など“hostel dorm”という表現あり

「dorm」は学生生活に欠かせない表現のひとつです。

シーンや聞き手に応じて“dormitory”や“residence hall”と使い分けることで、より自然で的確な英語表現が可能になります。

学校関係者・留学生・旅行者など、それぞれの文脈に合った言い方を選びましょう!

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