“disregard” は「無視する」「軽視する」という意味を持つ動詞・名詞です。

相手の意見や規則、状況などを意図的に気に留めないことを表します。

ビジネスや公式文書、日常会話でも使われることがあり、強い無関心や配慮の欠如を示す場面で使われます。

この記事では“disregard” の意味や使い方、類義語との違いを具体例とともにわかりやすく解説します。

disregard の意味と使い方(発音:/ˌdɪsrɪˈɡɑːrd/)

“disregard” は主に以下の2つの意味で使われます:

  1. 意図的に無視する、重視しない(動詞)
  2. 無関心、軽視(名詞)

例文
He completely disregarded the safety rules.
(彼は安全規則を完全に無視した)

They disregarded her advice and went ahead with the plan.
(彼らは彼女の助言を無視して計画を進めた)

There was a clear disregard for human rights in the policy.
(その政策には人権の軽視が明らかだった)

このように“disregard” は意識して無視するという点で単なる「見落とし」ではなく、無視していると知りながら行動することが多いです。

ビジネス・社会的場面での使い方

公的なルールや規則、他者の立場・権利に対して無関心・無配慮な態度を非難する場面でよく使われます。

例文
The company showed total disregard for environmental regulations.
(その会社は環境規制を完全に無視していた)

His disregard for deadlines caused delays in the project.
(彼が締切を無視したことでプロジェクトに遅れが出た)

類義語との違いと使い分け

単語意味ニュアンス・使い分け
disregard意図的に無視する、軽視する無関心・配慮の欠如を含む。道徳的・社会的な意味合いで使われやすい
ignore意図的に無視する単に「気にしない」「見ないふりをする」。ややカジュアルな場面で使われやすい
neglect義務・世話などを怠るケア・注意を払うべきことを怠ったというニュアンス。意図的とは限らない
overlook見落とす、見逃す無視というよりも「気づかなかった」「故意でない」意味に使われやすい
dismiss重要でないと考えて退ける「取るに足らない」と判断して相手や提案を無視する。やや冷たい印象を与える

例文
She chose to ignore his rude comment.
(彼の失礼な発言を無視することにした)

The parents were accused of neglecting their children.
(その親は子供の世話を怠ったとして非難された)

We can’t overlook this error.
(このミスは見逃せない)

The manager dismissed the idea as unrealistic.
(そのマネージャーはその案を非現実的として退けた)

まとめ

disregard は、「無視する」「軽視する」という意味で、他者の意見や規則、価値観を意図的に無視する姿勢を表します。

  • 相手やルールへの配慮をあえてしないことを強調する語
  • ビジネスや公式な場面では、「無視した」という行為をやや強めに非難するニュアンスを含む

ネイティブの英語では、細かな違いで印象が大きく変わることもあるため、場面に応じて適切な語を選べるようにしておきましょう。

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