レストランやホテル、ホームパーティーなどで耳にすることのある英単語 “cutlery”(カトラリー)。
なんとなく「食器っぽいものかな?」とイメージしている人も多いと思いますが、実は日本語の「カトラリー」と英語の “cutlery” には少し違いもあります。
この記事では、“cutlery” の正確な意味と、類義語との違いも含めてわかりやすく解説します!
基本の意味:「ナイフ・フォーク・スプーンなどの食事用の道具」
cutlery は、食事で使う ナイフ・フォーク・スプーンなどの道具(=食事用の金物)を指します。
つまり、「お皿」や「コップ」は含まれず、あくまで手に持って食べ物を口に運ぶ道具のことを言います。
- Please place the cutlery on the right side of the plate.
カトラリーはお皿の右側に置いてください。 - We’re missing some cutlery — can you bring more spoons?
スプーンが足りないんだけど、追加してもらえる?
イギリス英語ではとても一般的な言い方で、フォーマルでもカジュアルでも使えます。
アメリカ英語では:silverware と utensils
アメリカでは “cutlery” も通じますが、以下のような言い方がより一般的です。
silverware(シルバーウェア)
銀製の食器類 という意味から、ナイフ・フォーク・スプーン全般を指します。
- Can you set the table with silverware?
食卓にナイフやフォークを並べてくれる?
※実際には銀じゃなくても “silverware” と呼びます。
utensils(ユーテンシルズ)
→調理器具や食器を含む広めの言葉ですが、文脈によっては食卓の道具(スプーン等)を指すこともあります。
- The kitchen drawer is full of utensils.
キッチンの引き出しは道具でいっぱいです。 - Plastic utensils are available for takeout.
持ち帰り用にプラスチックのカトラリーがあります。
類義語との違いまとめ
単語 | 意味 | 用例・使われる場面 |
---|---|---|
cutlery | ナイフ・フォーク・スプーン類 | 主にイギリス英語/レストラン・家庭など |
silverware | 上記と同じだが米国寄り・やや丁寧 | アメリカ英語で一般的/食卓の準備など |
utensils | 調理器具+食器類の総称 | 台所用品・調理道具としても広く使う |
tableware | 皿・グラス・カトラリーすべて含む | テーブルに並ぶ全体の食器セット |
まとめ
cutlery は「ナイフ・フォーク・スプーンなど、食事用の道具」を意味する英単語です。
イギリス英語で広く使われ、アメリカ英語では “silverware” や “utensils” が近い表現になります。
- ナイフ・フォーク・スプーン全体 → cutlery / silverware
- 調理道具も含めた広い表現 → utensils
- お皿やカップも含めた総称 → tableware
シーンに応じてこれらの単語を使い分けると、食事や接客の英語表現がぐっと自然になりますよ!