ニュースや国際問題の話題でよく耳にする英単語「corruption(コラプション)」。

「汚職」や「腐敗」と訳されますが、実は政治だけでなく、企業や人の行動にも使われる幅広い言葉です。

この記事では、「corruption」の本当の意味と使い方を、類義語との違いを交えながらわかりやすく解説します。

基本的な意味

corruption「腐敗」「堕落」「不正行為」を意味する名詞です。

特に政治やビジネスの分野で、権力やお金を不正に利用する行為を指します。

発音: /kəˈrʌpʃən/

語源と由来

「corruption」はラテン語の「corrumpere」(破壊する、腐敗させる)が由来で、「物質的・道徳的に腐る・壊れる」という意味合いから発展しました。

主な使用場面

「corruption」は主に政治、企業、組織の不正行為や不正な利益の獲得を指す場面で使われます。

1. 政治・行政分野

Many countries struggle with government corruption.
(多くの国が政府の腐敗問題に苦しんでいる)

The anti-corruption campaign aims to reduce bribery.
(反腐敗キャンペーンは賄賂を減らすことを目的としている)

2. ビジネス・企業倫理

The company was fined for corruption and fraud.
(その会社は汚職と詐欺で罰金を科された)

Corruption undermines fair competition in the market.
(汚職は市場の公正な競争を損なう)

3. データや情報の劣化

IT分野では、データの破損やファイルの不正確な状態も「corruption」と呼ばれます。

The file was corrupted during the download.
(ダウンロード中にファイルが破損した)

類義語との比較

「corruption」と似た意味を持つ単語と比較することで、その特徴を理解しましょう。

1. bribery vs corruption

bribery: 賄賂行為、特定の不正行為の一種

  • The official was charged with bribery.
    (その役人は賄賂の罪に問われた)

corruption: 不正行為全般、広義で権力の不正利用

  • Corruption includes bribery, embezzlement, and nepotism.
    (汚職は賄賂、横領、縁故主義を含む)

2. fraud vs corruption

fraud: 詐欺、だまし取る行為

  • He was convicted of fraud.
    (彼は詐欺で有罪判決を受けた)

corruption: 法や倫理の破壊、一般的な不正行為

  • The investigation covered various corruption scandals.
    (調査は様々な汚職スキャンダルを対象とした)

3. dishonesty vs corruption

dishonesty: 不誠実、嘘やごまかし

  • Dishonesty can ruin trust.
    (不誠実は信頼を壊すことがある)

corruption: 組織的または制度的な不正行為

  • Corruption often involves dishonesty but is more systemic.
    (汚職は不誠実を伴うが、より組織的なものだ)

使い方のポイント

1. 組織的・制度的な不正行為を表す

corruptionは単なる個人の悪行ではなく、組織や制度全体に広がる不正を指すことが多いです。

2. 不正の種類を含む広い概念

賄賂や横領だけでなく、縁故主義や情報の改ざんも含まれます。

3. 抽象的な意味から具体的な物理的劣化まで

政治や経済だけでなく、データの「破損」などにも使われる場合があります。

まとめ

「corruption」は「腐敗」「不正行為」を意味し、主に政治やビジネスの不正行為を指す重要な単語です。

類義語と比較することで、その広い意味と使い方の違いが理解しやすくなるはずです!

英語ニュースやビジネス文書で頻出するため、正確に理解し使いこなせるようにしましょう!

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