consolidatedはどういう意味?類義語と比較しながらわかりやすく解説

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consolidated はビジネスや会計の文脈をはじめ、日常英語でも広く使われる形容詞・動詞の過去分詞形です。

基本的な意味は「統合された」「強化された」で、複数のものをまとめて一つにした状態や、よりしっかりした状態を表します。

この記事では consolidated の意味や使い方、類義語との違いを具体例とともにわかりやすく紹介します。

consolidatedの意味と使い方

1. 統合された、一つにまとめられた

最も基本的な意味が 「統合された」「まとめられた」 です。

複数の組織・データ・資産・レポートなどを一つにまとめた時に使われます。

例文
The company released a consolidated financial report.
(その会社は統合財務報告書を発表した)

The three branches were consolidated into one.
(3つの支店が1つに統合された)

We maintain a consolidated database of all customer records.
(すべての顧客記録をまとめたデータベースを管理している)

2. 強化された、しっかりした

「強化された」「より安定した」という意味でもよく使われます。

組織や地位、影響力などが確固たるものになることを表します。

例文
The leader’s position was consolidated after the election.
(選挙後、その指導者の地位は強化された)

Our company has consolidated its presence in the European market.
(当社は欧州市場での存在感を強化した)

He consolidated his reputation as a top designer.
(彼はトップデザイナーとしての評価を確固たるものにした)

会計やビジネスでの使い方

ビジネスや会計の文脈で consolidated はとても頻繁に登場します。

特に consolidated financial statements(連結財務諸表) という言い方は定番です。

親会社と子会社など、複数の会社の財務状況を1つのまとまった形で報告する際に使われます。

例文
The consolidated revenue for the group exceeded $10 billion.
(グループの連結売上高は100億ドルを超えた)

Investors focus on consolidated earnings rather than individual subsidiaries.
(投資家は個別子会社よりも連結利益に注目している)

類義語との違いと使い分け

単語 意味 ニュアンス・使い分け
consolidated 統合された/強化された 全体を一つにまとめた、またはしっかりした状態になった
combined 結合した/合わさった 物理的・概念的に複数の要素を組み合わせた状態。特に「混ぜた」感じが強い
integrated 統合した/一体化した システムや組織などが有機的に機能するようにまとめられた
unified 統一された/一元化された 方針・デザイン・組織の方向性などが一貫して整えられた
merged 合併した/融合した 2つ以上のものが1つに完全に合体した(特に企業合併に多い)

例文

The company released a consolidated report of its operations.
(会社は業務の統合レポートを発表した)

The project requires a combined effort from all teams.
(プロジェクトにはすべてのチームの協力が必要だ)

We are working on an integrated IT system.
(私たちは統合型ITシステムの構築に取り組んでいる)

The company has a unified branding strategy.
(その会社は統一されたブランディング戦略を持っている)

The two firms have officially merged into one entity.
(その2社は正式に1つの企業に合併した)

まとめ

consolidated
「統合された」「まとめられた」「強化された」という意味を持ち、ビジネス・会計・一般表現まで幅広く使える語です。

似た表現(combined / integrated / unified / merged)とのニュアンスの違いも意識すると、より自然で的確な英語表現が可能になります。

ビジネスレポートやプレゼン資料などで積極的に活用してみましょう!

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