「わがまま」は日本語ではよく使う言葉ですが、英語では状況や相手によって使い分ける必要があります。
今回は、「わがまま」を英語で言いたいときに使える表現を、シーン別にやさしく解説します!
1. 一般的な「わがまま」= selfish
「自分のことばかり考えて、他人の気持ちを考えない」タイプのわがままには selfish(セルフィッシュ) を使います。
- Don't be so selfish.
そんなにわがまま言わないで - He's only thinking about himself. So selfish!
彼、自分のことしか考えてない。ほんとにわがまま!
※ 少しきつめに聞こえるので、トーンには注意!
2. 子どもや若者が甘やかされてわがままなとき= spoiled
「甘やかされて育って、なんでも思い通りにしたがる」ようなタイプは spoiled(スポイルド)。
- That kid is so spoiled.
あの子、すごくわがままだよね(=甘やかされてる) - She's acting like a spoiled brat.
彼女、甘やかされた子どもみたいな態度とってる
※ 「spoiled brat」はちょっと強めの表現なので使い方に注意。
3. 大人の「要求が多い」「扱いにくい」わがまま= demanding
「こうしてほしい、ああしてほしい」と要求が多い人には demanding(デマンディング) という形容詞を使います。
- My boss is really demanding.
うちの上司、めっちゃわがまま(=要求が多い) - She’s too demanding in relationships.
恋愛でわがまま過ぎるタイプだよ
4. 細かいこだわりが強すぎるわがまま= picky / fussy
食べ物や服などに細かすぎる「こだわり屋」のわがままには:
- picky(ピッキー):アメリカ英語でよく使う
- fussy(ファッシー):イギリス英語寄り
どちらも「うるさい/面倒くさいこだわりがある」印象です。
- He's so picky about food.
彼は食べ物にすごくうるさい(=わがまま) - She's fussy about everything!
なんでもかんでも細かくて、面倒な人だよね
まとめ
状況 | 英語表現 | ニュアンス |
---|---|---|
一般的に自分勝手な人 | selfish | 他人を考えず自分優先 |
甘やかされて育ったタイプ | spoiled | 子どもに多い/育てられ方が原因 |
要求が多くて疲れるタイプ | demanding | 職場や人間関係でもよく使われる |
好みやこだわりが細かすぎる人 | picky / fussy | 食べ物・ファッションなど「うるさい」感じ |
日本語の「わがまま」はとても便利な言葉ですが、英語では相手の行動や性格によって言い方を変えるのがポイントです!
「この人のわがままって、英語でどう言えばいいのかな?」
と思ったら、まずどんな風にわがままなのかを考えてみてくださいね。