カフェやレストランで「持ち帰りですか?」と聞かれたとき、英語では
“To go?” や “Take out?” と言われることがあります。
どちらも「テイクアウト」の意味ですが、実は地域やシーンによって使い分けがあるのをご存じですか?
この記事では、“to go” と “take out” の意味の違いや、自然な使い分け方をシーン別にわかりやすく解説します!
基本の意味と違い
どちらも「持ち帰りの食事」を意味しますが、英語圏では使われる表現が地域によって異なります。
to go
- アメリカ英語でよく使われる表現
- 注文時の定番フレーズ
- 口語・会話で頻出
例:
- I'd like a coffee to go, please.
コーヒーを持ち帰りでお願いします。 - Is this for here or to go?
店内ですか?お持ち帰りですか?
take out
- アメリカ英語でも使われるが、やや形式的・書き言葉寄り
- 店舗の看板やメニューに使われやすい
- また、カナダやフィリピンなどでもよく使われる
例:
- Let’s order some takeout tonight.
今夜はテイクアウトにしようよ。 - There’s a great Chinese takeout place near here.
この近くにおいしい中華のテイクアウト店があるよ。
※「takeout」は名詞でも使える(“a takeout order” など)
イギリス英語では?
イギリス英語では、「to go」「take out」ではなく “takeaway” が一般的です。
例:
- Is this to eat in or takeaway?
店内でお召し上がりですか?お持ち帰りですか? - We got some Indian takeaway last night.
昨夜インド料理をテイクアウェイで頼んだよ。
シーン別の使い分けまとめ
表現 | 主な地域 | 使用シーン | 補足 |
---|---|---|---|
to go | アメリカ(口語) | 店頭で注文・会話でのやりとり | “for here or to go?” が定番フレーズ |
take out | アメリカ全体 | 店名・メニュー表記・フォーマルな注文 | 名詞でも使える(a takeout meal) |
takeaway | イギリス・オーストラリアなど | 会話・店頭・看板など | イギリス英語圏での標準表現 |
まとめ
「持ち帰り」を意味する英語表現には “to go” と “take out” の2つがありますが、使う場面や地域によって自然な言い方が少し異なります。
- アメリカのレストラン・カフェでは “to go” が定番
- テイクアウトの食事そのものを指すなら “takeout”
- イギリスでは “takeaway” が主流
旅行先や英語圏の地域によって使い分けることで、よりネイティブらしい英語が自然に使えるようになりますよ!