お客様からの予約を受け付けた際に、「予約を承りました」と丁寧に伝える場面は、飲食店、ホテル、サロンなど幅広く存在します。

英語でどう言えば自然かつ丁寧に伝わるのかは、接客シーンごとのニュアンスやトーンに応じて使い分けることが大切です。

この記事では「予約を承りました」の英語表現をカジュアル〜フォーマルな接客場面別に紹介し、詳しく解説します。

基本表現:「予約を承りました」の定番フレーズ

「予約を承りました」のもっとも一般的で丁寧な言い方は以下のとおりです:

  • Your reservation has been confirmed.
    (ご予約が確定しました)
  • We’ve received your reservation.
    (ご予約を承りました)
  • Your booking is all set.
    (ご予約はすべて完了しております)
  • You’re all booked.
    (ご予約済みです)
  • We have you down for [日付・時間].
    ([日付・時間] にてご予約を承っております)

それぞれの表現は、使用シーンによってフォーマル度や親しみやすさが異なります。

飲食店・カフェでの対応

飲食店やカフェでは、対面・電話・オンライン予約など、さまざまな形でお客様とやり取りが発生します。

特に英語対応が求められる場面では、丁寧さやスピード感に応じて表現を使い分けることが重要です。

1. 丁寧な表現(予約受付や電話・メールでの返信)

フォーマルなレストランやホテル併設のダイニングでは、お客様に安心感を与える丁寧な表現が求められます。
文法的に正確で、丁寧語や未来形を含む文章が好まれます。

  • Thank you. Your reservation has been confirmed for 6:30 p.m. tonight.
    (ありがとうございます。今晩6時半のご予約が確定しております)
  • We’ve booked you a table for two at noon tomorrow.
    (明日の正午に2名様でご予約を承っております)
  • We look forward to seeing you then.
    (その時間にお越しいただけるのを楽しみにしております)

こうした表現は、予約確認メールの返信や電話でのご案内にも非常に適しています。

2. カジュアルな表現(フードコートやラーメン屋など)

回転率の高い店舗やカジュアルな雰囲気のお店では、短く簡潔でテンポの良いやり取りが好まれます。

お客様との距離が近い場面では、フレンドリーなトーンを意識することで自然な印象を与えられます。

  • All set! You’re booked for 7 p.m.
    (完了です! 午後7時のご予約になります)
  • Got it—table for two at 8 o’clock.
    (了解です、8時に2名様ですね)
  • You're good to go! See you then.
    (ご予約OKです! ではその時間にお待ちしてます)

このような表現は、カウンターでの予約確認や、チャット型の予約受付など、スピード重視の場面で重宝されます。

ホテル・サロン・クリニックなどでの表現

医療機関や美容サロン、ホテルなどでは、お客様との信頼関係が特に重要です。

そのため、予約確定の際には誠実で丁寧、かつ明確な表現を使うのが基本です。

1. 丁寧で信頼感のある言い回し

相手に安心して来店してもらうために、「予約がきちんと完了している」ことを落ち着いたトーンで伝えることが大切です。

  • Your appointment has been successfully scheduled.
    (ご予約が正常に完了いたしました)
  • We’ve reserved your room for three nights from June 10th.
    (6月10日から3泊でお部屋を確保しております)
  • We have you scheduled for 3 p.m. on Thursday.
    (木曜日の午後3時にてご予約をお取りしております)

どれもプロフェッショナルな印象を与える表現で、予約確認の際によく使われます。

2. メールやメッセージでの返信例

メールやチャットでのやり取りでは、一文で予約完了を伝える表現が便利です。

また、日時やサービス内容を明記することで、誤解を防ぐことができます。

  • Thank you for your booking. You’re confirmed for [日時].
    (ご予約ありがとうございます。[日時] にて承りました)
  • This email confirms your reservation for [サービス内容・日時].
    (このメールは[内容]のご予約確認となります)

このような言い回しは、自動返信メールやマニュアル対応メールの定型文としても活用できます。

    類似表現とニュアンスの違い

    表現意味・使い分け
    Your reservation has been confirmed.最もフォーマルでビジネスでも安心。書面やメールに多い
    We’ve received your reservation.確認前に使うこともある。やや中立的
    You’re all set.カジュアル。口頭やメッセージにぴったり
    You’re booked.やや短めで、確認後の一言に使える
    We have you down for...メモ済み・予約登録済みのニュアンスがある

    まとめ

    「予約を承りました」という表現は、お客様との信頼関係を築く第一歩

    状況や相手に合わせて言い方を調整することで、よりプロフェッショナルな接客が実現できます。

    • 丁寧な確認 → Your reservation has been confirmed.
    • カジュアルな現場 → You’re all set.
    • サロン・ホテル → We’ve scheduled you for... / Your booking is confirmed.
    • 口頭でのやり取り → Got it. You’re booked at 6.

    こうした言い回しを自在に使い分けられると、英語での接客もスムーズに対応できるようになります。

    予約業務に関わる人にとって必須の英語表現ですよ!

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