日本語でとてもよく使われる便利なフレーズ「よろしくお願いします」。
でも、これを英語にしようとすると、ピッタリの一言がなかなか見つからず、悩んだことはありませんか?
実は「よろしくお願いします」は、状況によって意味やニュアンスが変わる言葉なので、英語でもシーンに合わせて言い方を使い分ける必要があります。
この記事では、「よろしくお願いします」にあたる英語表現を、シーン別にわかりやすく紹介します!
初対面のあいさつでの「よろしくお願いします」:Nice to meet you.
はじめましての場面で使う「よろしくお願いします」は、英語では Nice to meet you. が定番です。
例文:
- Nice to meet you. I’m Ken from Tokyo.
よろしくお願いします。東京から来たケンです。
別れ際に再会を期待して言いたいときは:
- It was nice meeting you. I hope we can keep in touch.
お会いできてうれしかったです。またつながれたらうれしいです。
この場合、「これからよろしく」というより、「会えてうれしい」「これからの関係に期待してる」というニュアンスになります。
ビジネスのメール・やりとりでの「よろしくお願いします」:Thank you / I appreciate your help.
ビジネスでは、「よろしくお願いします」は感謝や依頼の表現として使われます。
英語では状況に応じて次のように言い換えます。
例文:
- Thank you in advance for your support.
ご協力よろしくお願いします(前もっての感謝)。 - I appreciate your time and attention.
お時間とご対応、よろしくお願いいたします。 - Looking forward to working with you.
今後ともよろしくお願いいたします(仕事を始めるとき)。
「よろしくお願いします」を一言で言い切る表現は英語にはないため、目的に応じて感謝・依頼・期待の形に言い換えるのが自然です。
頼みごとをするときの「よろしく」:Could you please / I’d appreciate it if…
誰かに何かをお願いしたいときの「よろしくお願いします」は丁寧な依頼表現になります。
例文:
- Could you send me the file by noon? I’d really appreciate it.
ファイルを正午までに送っていただけますか?よろしくお願いします。 - I’d appreciate it if you could check this by tomorrow.
明日までにご確認いただけると助かります。
ここでは「よろしく」は “please” ではなく、丁寧な気持ち・配慮を表す表現で伝えるのがコツです。
別れ際に「これからもよろしく」:Take care / Keep in touch / All the best
別れ際や今後の関係を大事にしたいという意味での「よろしくお願いします」には、以下の表現がぴったりです。
例文:
- Let’s keep in touch!
今後ともよろしくね! - Take care and talk to you soon.
お元気で、また連絡します!
シーン別まとめ
シーン | 表現例 | ニュアンス・補足 |
---|---|---|
初対面のあいさつ | Nice to meet you. | 「はじめまして」の定番表現 |
ビジネスの締めくくり | Thank you / I appreciate your help. | 感謝や丁寧な依頼の意味を含む |
頼みごと・依頼 | I’d appreciate it if you could... | 「よろしく」=相手に丁寧にお願いする形 |
別れ際・今後のつながりに | Take care / Let’s keep in touch | 今後の関係を大事にしたいときに使う表現 |
まとめ
「よろしくお願いします」は便利な言葉ですが、英語にはこれにぴったり対応するひと言はありません。
だからこそ、「どんな目的で言っているのか?」に応じて、自然な英語に置き換えることが大切です。
少しずつ使い分けに慣れていけば、あなたの英語表現はぐっと伝わりやすくなりますよ!