日本語の「恐れ入りますが」は、相手に依頼やお願い、謝罪をするときのとても丁寧な前置きとして使われます。
英語でも同じように丁寧なクッション言葉を入れることで柔らかい印象を与えることができます。
この記事では「恐れ入りますが」を英語でどう言えばよいか、使う場面ごとの自然な表現を具体例とともに紹介します。
目次
最も一般的な表現:I'm afraid
I'm afraid は「やや申し訳ない気持ちや遠慮がちに伝えるとき」にとてもよく使われる表現です。
直訳すると「私は恐れている」ですが、依頼・断り・お願いの場面で「恐れ入りますが」に非常に近いニュアンスになります。
例文
I'm afraid I don't have that information.
(恐れ入りますが、その情報は持っておりません)
I'm afraid this seat is already taken.
(恐れ入りますが、この席はすでに埋まっています)
I'm afraid I have to ask you to wait a little longer.
(恐れ入りますが、もう少しお待ちいただく必要があります)
ポイント
- 断るときや申し訳なさを伴う依頼に使う
- ビジネス・日常どちらでも自然
丁寧な依頼の前置き:Would you mind / Could you
依頼やお願いをする際に自然に「恐れ入りますが」のニュアンスを出すなら、Would you mind や Could youを使うのも効果的です。
例文
Would you mind waiting here for a few minutes?
(恐れ入りますが、こちらで数分お待ちいただけますか?)
Could you please send me the updated report?
(恐れ入りますが、最新のレポートを送っていただけますか?)
Could I trouble you to sign this document?
(恐れ入りますが、この書類にご署名いただけますか?)
ポイント
- 丁寧な依頼にぴったり
- 相手に配慮した印象を与える
- ビジネスメールやフォーマルな場面で使いやすい
前置きとして使えるフレーズ:Excuse me, but / Pardon me, but
話しかける前に相手の注意を引きつつ「恐れ入りますが」と言いたいときには、Excuse me, but や Pardon me, but が便利です。
例文
Excuse me, but could you tell me where the restroom is?
(恐れ入りますが、お手洗いはどちらでしょうか?)
Pardon me, but I think you dropped your wallet.
(恐れ入りますが、お財布を落とされたようです)
Excuse me, but may I ask you a question?
(恐れ入りますが、質問してもよろしいでしょうか?)
ポイント
- 会話の冒頭や話しかけるときに自然
- 礼儀正しい印象を与える
シーン別おすすめ表現まとめ
英語表現 | ニュアンス・使い方 | 使用例 |
---|---|---|
I'm afraid | 申し訳なさや断りの気持ちを含む丁寧な前置き | I'm afraid I don't have that information. |
Would you mind / Could you | 丁寧な依頼やお願いをするときの前置き | Would you mind waiting here? |
Could I trouble you / May I ask | さらに丁寧に依頼やお願いをするときの表現 | Could I trouble you to sign this? |
Excuse me, but / Pardon me, but | 相手に話しかけるときや注意を引くときの自然な導入 | Excuse me, but could you help me? |
まとめ
「恐れ入りますが」に相当する英語表現は場面に応じていくつか使い分けるのが自然です。
- I'm afraid → 断るとき、申し訳なさを込めたいとき
- Would you mind / Could you → 丁寧に依頼・お願いするとき
- Excuse me, but / Pardon me, but → 話しかけるときや注意を引くとき
日本語の「恐れ入りますが」は非常に柔らかい表現なので、英語でも状況に合ったクッション言葉を取り入れることで、より自然で丁寧なコミュニケーションができます。
場面に応じてぜひ使い分けてみてください!