「お腹を下す」って英語でなんていう?シーン別にピッタリの表現を紹介!

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旅行中の食べすぎや体調不良、あるいは急な腹痛で「お腹を下す」という状況はよくあるもの。

日本語では便利な一言で済みますが、英語では症状の程度や場面によって表現を使い分ける必要があります。

この記事では、「お腹を下す」の英語表現を、フォーマル・カジュアル・スラングなどシーン別に紹介し、

さらに混同しやすい「stomachache(腹痛)」との違いもわかりやすく解説します!

医療・丁寧な場面:have diarrhea(下痢をする)

もっとも直接的で医学的に正確な言い方が “have diarrhea”

病院で症状を伝えるときや、正式に伝えたいときに使われます。

  • I have diarrhea.
    お腹を下しています(下痢です)。
  • He had diarrhea after eating raw oysters.
    生牡蠣を食べたあと、下痢をしました。

この表現は明確に「下痢である」ことを示すので、医療の場や真面目な会話でも安心して使えます。

カジュアルに伝える:have an upset stomach(お腹の調子が悪い)

あまりストレートに言いたくないときや、ちょっとぼかして言いたい場合はこの表現が便利です。

  • I think I have an upset stomach.
    お腹の調子が悪いみたい。
  • She has an upset stomach after lunch.
    昼ごはんのあと、調子を崩したみたいです。

“upset” は「不安定な」「混乱した」という意味で、胃腸が正常に働いていない状態をやんわり伝える言い方です。

さらにぼかした言い方:my stomach is acting up(お腹の調子が変)

もう少しあいまいに伝えたいときに使えるのが “My stomach is acting up.”

「お腹の調子がなんか変」という、具体的な症状を言わずに体調の悪さを示すフレーズです。

  • Sorry, I can’t eat that. My stomach’s acting up.
    ごめん、それ食べられない。お腹の調子が悪くて。
  • Is your stomach acting up again?
    またお腹の調子悪いの?

この表現は、腹痛・下痢・胃もたれなど広く含むことができて便利です。

スラング・くだけた表現:have the runs / get the runs

親しい友人との会話などでは、くだけた言い方として “have the runs”get the runs がよく使われます。

“runs” は「走る」という意味から、「トイレに駆け込む=お腹を下す」ことを連想させる表現です。

  • I got the runs after that street food.
    屋台料理でお腹を下しちゃったよ。
  • He has the runs again. Poor guy.
    また下してるみたいだよ。かわいそうに。

砕けた場面では自然ですが、フォーマルな会話や医師との会話では避けましょう

では、「stomachache」とはどう違う?

「お腹が痛い」と言いたいときに多くの人が思いつくのが “stomachache”

たしかに使えますが、“お腹を下す”とは意味が異なります。

stomachache の意味

  • stomachache:胃や腸のあたりの痛み(腹痛)

diarrhea との違い

表現 日本語訳 意味の違い
stomachache 腹痛 胃や腸が痛む感覚。原因は特定されない(便秘や胃もたれでも使える)
diarrhea 下痢、お腹を下す 腸が緩くなって頻繁に排便する状態。症状としてより明確

例文:

  • I have a stomachache, but I don’t have diarrhea.
    お腹は痛いけど、下してはいないです。
  • She has diarrhea, not just a stomachache.
    彼女は腹痛だけでなく、下痢もあるよ。

つまり、“stomachache” は痛みにフォーカス、“diarrhea” は排便状態(下痢)にフォーカスしているという違いがあります。

シーン別まとめ

英語表現 シーン ニュアンス・補足
have diarrhea 医療・正式な場面 明確に「下痢である」と伝える表現
have an upset stomach カジュアル・曖昧に伝えたいとき 軽く体調不良を伝える、やや遠回しな表現
my stomach is acting up 日常会話・軽い不調 あいまいに「調子が悪い」と伝える
have/get the runs 友人・スラング 砕けた表現。「トイレに駆け込んだ」ニュアンス
have a stomachache 痛みを伝えるとき 胃腸の痛みを伝える。下痢とは限らない

まとめ

「お腹を下す」は英語では一語で言い表すことが難しく、伝えたい内容や場面に応じて表現を使い分ける必要があります。

  • 医者に → I have diarrhea.
  • 軽く伝えたい → I have an upset stomach.
  • やんわり表現 → My stomach is acting up.
  • くだけた言い方 → I got the runs.
  • 痛みを言いたい → I have a stomachache.

“stomachache” は「痛み」、“diarrhea” は「症状」という違いを理解しておくと、英語での体調説明がより正確になります。

覚えておくと、海外旅行や外国人との会話でも安心して自分の体調を伝えられますよ!

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