体調が悪いときや忙しい人に「無理しないでね」と伝えたい場面、日常でもよくありますよね。
英語で「無理する」は直訳では伝わらない表現だからこそ、シーンに合わせたフレーズの使い分けが大切です。
この記事では、「無理する」を英語でどう表現すればいいかを丁寧さや状況に応じて使い分けできる形で解説します!
目次
基本の表現:Don’t push yourself too hard.
もっともよく使われる自然な言い回しです。
“push yourself” で「自分を追い込む」、「too hard」で「無理しすぎる」ことを意味します。
例文:
Don’t push yourself too hard.
無理しすぎないでね。
You’ve been working late all week — don’t push yourself.
今週ずっと残業してるよね。無理しないで。
【ポイント】
- 「頑張りすぎないでね」という気遣いの気持ちを込めて使える
- ビジネスでもプライベートでも使える万能表現
カジュアルな場面での定番表現:Take it easy.
もっと軽く、やさしく言いたいときにぴったりの表現です。
「ゆっくりしてね」「気楽にね」という意味合いもあり、無理をせずリラックスしてほしいときに使います。
例文:
Take it easy today, you look tired.
今日は無理せずゆっくりしてね。疲れてるみたいだよ。
You don’t need to rush — just take it easy.
急がなくていいよ。無理しないで。
【ポイント】
- 優しく軽やかな響き。親しい相手への声かけにぴったり
- メンタル面での「無理しないで」にも使える
体の負担を気遣うときに:Don’t strain yourself.
“strain” は「(筋肉などに)無理な力をかける」「酷使する」という意味。
体調が悪い人や高齢者への配慮として使うととても自然です。
例文:
Don’t strain yourself after the surgery.
手術の後は無理しないでくださいね。
He strained himself lifting boxes.
彼は箱を持ち上げて無理をしてしまった。
【ポイント】
- 肉体的な無理・負担にフォーカスした表現
- 医療系やフォーマルな会話にも使いやすい
再発防止・無理しすぎを避けたいときに:Don’t overdo it.
“overdo” は「やりすぎる」こと。
スポーツや仕事のがんばりすぎをやんわりと制止したいときに使います。
例文:
I know you’re motivated, but don’t overdo it.
やる気があるのは分かるけど、無理しすぎないでね。
She overdid it at the gym and pulled a muscle.
彼女はジムで無理をして筋を痛めた。
【ポイント】
- スポーツや肉体労働などで「頑張りすぎないで」と伝えたいときにぴったり
- 行動の「限界超え」を避けたいニュアンス
シーン別まとめ
英語表現 | シーン | ニュアンス・使い分け |
---|---|---|
Don’t push yourself too hard. | 全般的に「頑張りすぎ」に対して | 最もベーシックでやさしい気遣い。ビジネス・日常どちらでも使える |
Take it easy. | カジュアル・親しい相手への声かけ | 精神的な無理・気楽にしてほしいときにおすすめ |
Don’t strain yourself. | 体への無理/健康面の配慮 | 肉体的な負担に対して丁寧に伝えたい場合 |
Don’t overdo it. | 行動や運動・作業の「やりすぎ」への注意 | 少し客観的に「無理しないようにね」と伝えるニュアンス |
まとめ
「無理しないで」は英語で一言に訳せませんが、シーンに応じて以下のように表現を使い分けるのが自然です。
- 全体的な無理をやさしく伝えたい → Don’t push yourself too hard.
- 気軽な励ましや休んでほしいとき → Take it easy.
- 健康や肉体の負担を心配するとき → Don’t strain yourself.
- やりすぎを防ぎたいとき → Don’t overdo it.
相手を気遣う気持ちを自然に伝えるために、場面ごとにぴったりのフレーズを使いこなしてみてくださいね!