飲食店やカフェなどでお客様が来店された際、「あいにく現在満席でご案内できない」という状況はよくあります。
この一言にも、英語ではシーンに応じて適切な表現を選ぶ必要があります。
この記事では、「申し訳ございませんが、ただいま満席です。」を英語でどのように伝えるか、状況別に詳しく解説します。
目次
基本的な表現
I’m sorry, we’re full right now.
もっとも直接的でわかりやすい基本表現。
例文:
– I’m sorry, we’re full right now.
(申し訳ありませんが、ただいま満席です)
ポイント:
“we’re full” は「満席です」のカジュアルな表現。
“right now” を加えることで「現在の状況」であることを明確に示しています。
飲食店の来店時・丁寧な接客に適した表現
I’m afraid we’re currently full.
やや丁寧な響きで、「恐れ入りますが、現在満席です」という意味合いの表現。
例文:
– I’m afraid we’re currently full. Would you like to wait?
(恐れ入りますが、ただいま満席でございます。お待ちいただけますか?)
ポイント:
“I’m afraid” は「恐れ入りますが」という丁寧な前置き表現。
“currently full” で「今現在、満席である」ことをやわらかく伝えます。
電話での問い合わせや予約希望に対して使う表現
Unfortunately, we don’t have any tables available at the moment.
「申し訳ありませんが、ただいま空席がございません」という少しフォーマルな言い回しです。
例文:
– Unfortunately, we don’t have any tables available at the moment.
(あいにく、ただいま空いているテーブルはございません)
ポイント:
“unfortunately” で申し訳ない気持ちを強調。
“available” は「利用可能な」という意味で、空席・空き枠などの確認時に使われます。
カジュアルなカフェや小規模店舗でのフレンドリーな表現
Sorry, we’re packed right now.
口語的な表現で、「今すごく混んでいて満席なんです」というニュアンス。
例文:
– Sorry, we’re packed right now. Would you mind waiting?
(すみません、ただいま混み合っております。少しお待ちいただけますか?)
ポイント:
“packed” は「ぎゅうぎゅうの」「超満員の」というカジュアルな言い回し。
若者の会話やフレンドリーな店舗でよく使われます。
高級店・フォーマルな案内に適した丁寧表現
We apologize, but we are fully occupied at the moment.
「申し訳ありませんが、ただいますべてのお席が埋まっております」という格式のある丁寧な言い回し。
例文:
– We apologize, but we are fully occupied at the moment.
(申し訳ございませんが、ただいま満席でございます)
ポイント:
“fully occupied” は「すべて埋まっている」というフォーマルな表現。
“we apologize” の導入で謝罪の気持ちを丁寧に伝えられます。
まとめ:使い分けのポイント
シーン・用途 | 英語表現例 | 特徴・使い分けポイント |
---|---|---|
基本表現 | I’m sorry, we’re full right now. | シンプルで明快。どの場面でも使いやすい |
丁寧な接客や案内 | I’m afraid we’re currently full. | 控えめで丁寧な響き。お詫びと案内を同時に伝えられる |
電話・予約対応での説明 | Unfortunately, we don’t have any tables available. | 少しフォーマルで信頼感ある表現 |
カジュアルな対応や小規模店舗での接客 | Sorry, we’re packed right now. | フレンドリーで自然な言い回し |
高級店・ホテル・フォーマルな接客 | We apologize, but we are fully occupied at the moment. | 丁寧かつ格式ある表現で、上質な接客を印象づけられる |
「申し訳ありません、ただいま満席です」と一口に言っても、英語ではトーンや状況によって多様な表現が可能です。
満席時のご案内はお客様への印象を左右する言葉。
だからこそ、店舗の雰囲気や応対のスタイルに合わせて、最適なフレーズを使い分けましょう!