「個室」は英語で一言では表せず、目的や場所に応じて最適な表現が異なります

レストラン、ホテル、病院、オフィスなど、シーンごとに使い分けることが自然な英語表現への近道です。

この記事では、「個室」を表す英語をシーン別にわかりやすく紹介し、それぞれの表現の使い分けポイントも具体的に解説します。

restaurant(レストラン):private room

レストランでの「個室」は private room がもっとも一般的です。

例文
We’d like a table in a private room if possible.
(可能であれば個室をお願いしたいのですが)

Do you have any private rooms available for a group of 6?
(6人で使える個室はありますか?)

この場合の “private” は「プライバシーのある」という意味。

カーテンで仕切られた半個室は semi-private room と表現されることもあります。

hotel(ホテル):private room / single room

ホテルの場合の「個室」は状況により異なります。

  • 他人と相部屋でない個室 → private room
  • 1人用の部屋(定義された部屋タイプ) → single room

例文
I’d like to book a private room, not a shared one.
(相部屋ではなく個室を予約したいです)

Is the single room available for tonight?
(今夜シングルルームは空いていますか?)

バックパッカー向け宿などでは、shared room(相部屋) に対して private room と書かれていることが多いです。

hospital(病院):private room / private ward

病室としての「個室」は private roomprivate ward を使います。

例文
She requested to stay in a private room after surgery.
(彼女は手術後、個室を希望しました)

Private rooms are available for an additional fee.
(個室は追加料金で利用可能です)

ここでもshared room(大部屋)との対比で使われます。

office(オフィス):private office / individual office

オフィスの中の「個室」は private office または individual office と表現されます。

例文
He works in a private office on the third floor.
(彼は3階の個室オフィスで働いている)

I prefer an individual office over an open space.
(オープンスペースより個室の方が好きです)

コワーキングスペースなどでは、共有スペース(shared workspace)との対比として使われます。

シーン別まとめ

英語表現シーンニュアンス・使い分け
private roomレストラン・ホテル・病院全般一般的な「個室」。プライバシーを重視した空間
semi-private roomレストラン・病院などカーテンや仕切り付きの半個室に使われる
single roomホテル1人用の客室を指す定義された部屋タイプ
private ward病院医療施設の「個室病棟」や「個人用病室」
private office / individual officeオフィス壁やドアで仕切られた作業スペース

まとめ

「個室」は英語で private room をベースに、文脈や場所に応じて細かく使い分ける必要があります。

  • レストラン → private room
  • ホテル → private room / single room
  • 病院 → private room / ward
  • オフィス → private office

一見シンプルな言葉でも、状況に合わせて正しく選ぶことで、英語表現がぐっと自然になります。旅行・予約・ビジネスの場面で役立つフレーズなので、ぜひ覚えて使いこなしてみてください。

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