日本のお店で必ず耳にする「いらっしゃいませ」というあいさつ。

英語にはまったく同じ意味の言葉はありませんが、状況に合わせて自然に伝える方法はいくつもあります。

この記事では英語圏での「いらっしゃいませ」にあたるフレーズをシーン別にわかりやすく紹介します。

お店でお客さんを迎えるとき

英語圏では「いらっしゃいませ」と一言で言うより、来店時にあたたかく声をかけるのが一般的です。

Welcome!
もっともシンプルで直接的な歓迎の言葉。どんなお店でも使えます。

Hi there! / Hello!
カジュアルなお店やカフェでよく聞かれるフレンドリーなあいさつです。

Welcome to [店名]!
お店の名前を入れて歓迎する形。ホテルやレストランでよく使われます。

例:
Welcome to Sakura Bakery!
サクラベーカリーへようこそ!

飲食店での接客時

飲食店では「いらっしゃいませ」+「何名様ですか?」「お席にご案内します」などを組み合わせて丁寧に対応します。

Good evening. Table for two?
いらっしゃいませ。2名様ですか?

Welcome. Right this way, please.
いらっしゃいませ。こちらへどうぞ。

Hi, welcome! Feel free to sit anywhere.
いらっしゃいませ。お好きな席にどうぞ。

ホテルや受付でのお出迎え

ホテルや受付ではより丁寧でフォーマルな英語が使われます。

Good afternoon. Welcome to our hotel.
こんにちは。当ホテルへようこそ。

Welcome. How can I help you today?
いらっしゃいませ。本日はどのようなご用件でしょうか?

It’s a pleasure to have you with us.
ご来館いただきありがとうございます。(フォーマル)

ショップでのカジュアルな声かけ

アパレル店や雑貨屋などでは、話しかけすぎず、リラックスしてもらう雰囲気を大切にします。

Hi there! Let me know if you need anything.
いらっしゃいませ。何かあればお声がけくださいね。

Welcome! Feel free to browse.
いらっしゃいませ。ご自由にご覧ください。

シーン別まとめ

英語表現シーンニュアンス・使い方
Welcome!一般的なお店・飲食店もっともシンプルな歓迎表現
Welcome to [店名]ホテル・レストラン丁寧で歓迎の意を強く伝えられる
Hi / Hello / Hi there!カフェ・雑貨店などカジュアルで親しみやすいあいさつ
How can I help you?フロント・受付フォーマルな場面での第一声に適している
Let me know if you need anything.アパレル・雑貨・自由に見られるお店積極的に話しかけず、リラックスしてもらう接客
Right this way, please.飲食店での案内「どうぞこちらへ」と丁寧に誘導

まとめ

「いらっしゃいませ」は英語に直訳できないものの、その代わりに英語圏ではシーンや店の雰囲気に合った一言で自然に歓迎の気持ちを伝えるのがポイントです。

形式的に「いらっしゃいませ」と繰り返すのではなく、相手に合わせたあいさつや声かけが英語圏では好まれます。

あなたのお店やシチュエーションに合わせて、ぜひ今回紹介したフレーズを使い分けてみてください。

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