日本の飲食店で外国人のお客様に接客する際、注文確認は重要なポイントです。
「ご注文は以上でよろしいですか?」を自然な英語で表現できれば、お客様により良い印象を与えることができます。
この記事では、実際の飲食店でよく使われる表現を、フォーマル度別に実践的にご紹介します。
目次
基本の直訳表現
"Is that all for your order?"
最も直訳に近く、丁寧な表現です
発音のコツ: イズ ザット オール フォー ユア オーダー?
("Is that"は「イザット」と連結して発音します)
使用場面: 高級レストランや丁寧な接客を心がけたい場合に使います
ポイント: 完全に注文が終わったことを確認する表現です
実際の会話例:
スタッフ: "So you'd like the tempura set and green tea. Is that all for your order?"
(天ぷらセットと緑茶ですね。ご注文は以上でよろしいでしょうか?)
お客様: "Yes, that's all, thank you."
(はい、以上です。ありがとう。)
最も使われる定番表現
"Will that be all?"
英語圏の飲食店で最も標準的な表現です
発音のコツ: ウィル ザット ビー オール?
(語尾は上がり調子で発音します)
使用場面: どんな飲食店でも使える万能表現です
ポイント: 自然で覚えやすく、お客様にも馴染みのある表現です
実際の会話例:
スタッフ: "One ramen, one gyoza, and two beers. Will that be all?"
(ラーメン1つ、餃子1つ、ビール2つですね。以上でよろしいですか?)
お客様: "Actually, can I get some edamame too?"
(実は、枝豆もいただけますか?)
"Is that everything?"
シンプルで使いやすい表現です
発音のコツ: イズ ザット エヴリシング?
("everything"は「エヴリスィング」と発音します)
使用場面: カジュアルな居酒屋やラーメン店などで使います
ポイント: 短くて覚えやすく、親しみやすい印象を与えます
カジュアルな表現
"Anything else?"
最もカジュアルで簡潔な表現です
発音のコツ: エニシング エルス?
("anything"は「エニスィング」と短く発音します)
使用場面: カフェ、ファストフード、居酒屋などで使います
ポイント: 追加注文を促す意味合いも含んでいます
実際の会話例:
スタッフ: "Here's your sushi platter. Anything else?"
(お寿司の盛り合わせをお持ちしました。他にご注文はいかがですか?)
お客様: "No, we're good. Thanks!"
(いえ、大丈夫です。ありがとう!)
追加注文を促したい場合
"Would you like anything else?"
丁寧に追加を提案する表現です
発音のコツ: ウッジュー ライク エニシング エルス?
("Would you"は「ウッジュー」と連結して発音します)
使用場面: 売上向上を図りたい場合や、デザートを提案したい時に使います
ポイント: お客様への配慮と営業的な意図を両立させます
実際の会話例:
スタッフ: "I'll bring your main dishes shortly. Would you like anything else? Perhaps some dessert?"
(メイン料理はすぐにお持ちします。他にご注文はいかがですか?デザートはいかがでしょうか?)
お客様: "Maybe later, thank you."
(また後でお願いします。ありがとう。)
発音のコツとイントネーション
基本のルール
- 語尾は上がり調子 - 質問であることを明確にします
- "that"の音 - 「ザット」(舌先を上の歯に軽く触れます)
- 連結音 - "Is that" → "イザット"と発音します
練習方法
- ゆっくり明確に発音することから始めます
- お客様の表情を見ながら話すペースを調整します
- 通じなかった場合は、違う表現で言い換えます
シーン別使い分けまとめ
レストランの種類 | おすすめ表現 | 理由 |
---|---|---|
高級レストラン | "Is that all for your order?" | 最も丁寧で印象が良い |
ファミリーレストラン | "Will that be all?" | 標準的で安全 |
居酒屋・カフェ | "Is that everything?" | 親しみやすい |
ファストフード | "Anything else?" | スピード重視 |
よくある質問と対応
Q: 聞き取れなかった場合は?
A: "Pardon?" や "Sorry?" と言って聞き返すか、違う表現で再度確認
Q: お客様が迷っている場合は?
A: "Take your time." (ごゆっくりどうぞ) と言って待つ
Q: 発音に自信がない場合は?
A: ジェスチャーと組み合わせて、メニューを指しながら確認
まとめ
「ご注文は以上でよろしいですか?」の英語表現は、店の雰囲気とお客様に合わせて選ぶことが大切です。
- 初心者におすすめ: "Will that be all?"
- 覚えやすさ重視: "Is that everything?"
- 丁寧さ重視: "Is that all for your order?"
何より重要なのは、笑顔で相手の目を見て話すこと。
完璧な英語でなくても、心を込めた接客は必ず伝わります。
これらの表現を使い分けて、外国人のお客様にも快適な食事体験を提供しましょう!