施設や店舗、飲食店などでお客様に注意を促す「足元に段差がございます。お気をつけください」というフレーズ。

英語でもこの案内はさまざまな言い回しがあり、口頭・掲示・接客などのシーンに応じた適切な表現を選ぶことで、伝わりやすくなります。

この記事では、英語で「段差にご注意ください」を伝える方法を、飲食店での声かけを含めてわかりやすく紹介します。

基本的な注意喚起表現

Watch your step.

もっともシンプルでよく使われる注意喚起の表現です。

例文:
– Watch your step.
(足元に気をつけてください)

ポイント:
“Watch your step” は「足元に注意してください」という意味の定番表現。

公共の場所や店舗入口、階段などでよく使われます。

カジュアル・フォーマル問わず案内表示や口頭でも幅広く使えます。

段差を具体的に伝える場合

There is a step here. Please be careful.

段差の存在をはっきりと伝えたい場合に使える表現です。

例文:
– There is a step here. Please be careful.
(ここに段差があります。お気をつけください)

ポイント:
“There is a step here” で段差の場所を示し、

“Please be careful” を加えることで丁寧な印象になります。

飲食店での接客時に使える案内

Please watch your step as you enter / exit the dining area.

飲食店などで、入口・テラス席・段差のある座席などへの案内時に使いやすい表現です。

例文:
– Please watch your step as you enter the room.
(お入りの際は足元にご注意ください)

– Please watch your step when leaving the patio.
(テラスをご退出の際は足元にご注意ください)

ポイント:
“as you enter / exit” で「入るとき/出るときに」を明確に示すことができます。

丁寧で自然なフレーズとして、店内案内やテーブルへの誘導時にも活用できます。

もっと丁寧に案内したい場合

Please mind the step.

フォーマルなシーンや掲示に適した丁寧な表現です。

例文:
– Please mind the step.
(段差にお気をつけください)

ポイント:
“mind” は「注意する」「気をつける」の意味で、

“mind the step” はイギリス英語圏の駅構内などでも広く使われています。

足元の段差に加え安全を強調したい場合

Be careful of the step to avoid tripping.

つまずきや転倒を防ぐことを明示する丁寧な表現です。

例文:
– Be careful of the step to avoid tripping.
(段差にご注意いただき、つまずかないようにしてください)

ポイント:
“to avoid tripping” で「つまずかないように」という目的をはっきり伝える表現です。

公共施設や駅などでの案内に適した表現

Watch your step, there is a change in floor level.

床の高さが変わる場所に適した案内です。

例文:
– Watch your step, there is a change in floor level.
(足元にご注意ください。床の高さが変わっています)

ポイント:
“change in floor level” は段差や傾斜をやわらかく伝える表現。

駅、空港、ホテル、商業施設などフォーマルな場面でよく使われます。

まとめ:使い分けのポイント

シーン・用途英語表現例特徴・使い分けポイント
基本的な注意喚起Watch your step.シンプルで誰にでも伝わりやすい万能表現
段差の存在を具体的に伝えるThere is a step here. Please be careful.丁寧かつ明確な案内に最適
飲食店での接客時の案内Please watch your step as you enter the dining area.入退店時に自然に使える、おもてなし感ある表現
丁寧でフォーマルな表現Please mind the step.表示や放送に適したフォーマルな定番表現
安全配慮を強調する案内Be careful of the step to avoid tripping.転倒防止を目的にした明確な安全配慮表現
公共施設での丁寧な案内Watch your step, there is a change in floor level.床の変化を説明的に伝える。外国人にもわかりやすい表現

「足元に段差がございます。お気をつけください。」という案内は、相手への配慮と状況説明を丁寧に行うことで、より安全で快適な接客につながります。

施設やお店の雰囲気に合った表現を選んで活用しましょう!

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