「これ面倒くさいなあ…」
日常で何かとよく使うこの言葉、英語にしたいけど「めんどくさい」にピッタリな単語ってあるの?と思ったことはありませんか?
実は、英語では日本語の「面倒くさい」にドンピシャな一語はあまり存在しません。
その代わり、状況や気持ちに応じて複数の表現を使い分けるのが自然です。
この記事では、ネイティブがよく使う「面倒くさい」の英語表現を、シーン別にわかりやすく紹介します!
手間がかかって面倒なとき → It’s a hassle.
手続きや書類、準備が多くて「めんどくさい」と感じるときに使えるのが hassle(ハッスル)という単語。
- Filling out all this paperwork is such a hassle.
この書類全部記入するの、超面倒くさい - Going to the bank every month is a hassle.
毎月銀行に行くのは本当に面倒だ
「It’s a pain(in the neck)」という表現も同じように「手間がかかってうんざり」というニュアンスを持ちます。
ただし、「pain in the neck」は少し強めなので、カジュアルな会話で使うのがオススメです。
- This homework is a real pain in the neck.
この宿題、ほんと面倒くさい…
イライラする、うっとうしいとき → It’s annoying.
「面倒くさい」の中でも、感情的なイライラやわずらわしさを表したいときには annoying を使います。
- It's so annoying when people are late.
人が遅刻するとほんとイライラする(=面倒くさい) - Dealing with customer complaints is annoying.
クレーム対応って本当に面倒くさいよね
この表現は「腹が立つ」「ストレスを感じる」というニュアンスも含むので、人や行為に対して使うときは少し強めに聞こえることがあります。
やりたくない/気が乗らないとき → I don’t feel like it.
気分的に「やりたくない」「今はその気分じゃない」というタイプの「面倒くさい」は、I don’t feel like it.で自然に表せます。
- I don’t feel like going out today.
今日は外出するのが面倒くさいなあ - I know I should clean, but I don’t feel like it.
掃除しなきゃいけないのは分かってるけど、面倒で…
これは「めんどくさいからやらない」タイプの気持ちを表現する時にピッタリです。
忙しくてそんな時間ない/面倒な手間を避けたい → I can’t be bothered.
イギリス英語でよく使われるフレーズで、直訳すると「わざわざやる気にならない」。つまり「めんどうでそんな気になれない」という感覚です。
- I can’t be bothered to cook tonight.
今夜は料理なんて面倒くさくてやる気にならない - She couldn’t be bothered to answer the email.
彼女はメールを返すのも面倒だったみたい
ネイティブ同士の会話でよく出てきますが、日本人にはあまりなじみがないので、一度覚えてしまうと便利です。
ちょっと投げやりに「だるい」「無理」 → Too much trouble / effort
軽く「もういいや」「めんどいわ〜」的な気持ちを込めて言いたいときは、too much trouble や too much effort を使って表現することができます。
- It's too much trouble to explain everything.
全部説明するのは面倒すぎる - Packing all these boxes is too much effort.
この箱全部詰めるの、だるすぎる…
カジュアルでネガティブすぎない印象なので、日常会話に向いています。
まとめ
シーン | 英語表現 | ニュアンス |
---|---|---|
手続きや作業が多くて面倒 | It’s a hassle / It’s a pain | 手間・物理的な面倒くささ |
イライラするような面倒 | It’s annoying | 気持ち的にうっとうしい |
気が乗らない・やる気がない | I don’t feel like it | やる気が出ない/その気になれない |
やる気もないし行動にも移さない | I can’t be bothered | めんどくさくてやる気がない(投げやり寄り) |
「そこまでするのは無理」 | Too much trouble / effort | 負担が大きすぎる/やりたくない |
「面倒くさい」と感じる瞬間は多いですが、そのときの気分や状況によって、英語の表現も変わります。
ぴったりのフレーズを使えるようになれば、感情や本音もぐっと伝わりやすくなりますよ!
自分の気持ちに合った“面倒くさい”の英語、ぜひ場面ごとに使い分けてみてください。