事故やスポーツの実況、ニュース記事などでよく見かける表現 “slam into”。
直訳すると「勢いよくぶつかる」や「激突する」という意味になりますが、実は感情や強さが強調された生きた表現です。
この記事では、slam into の正確な意味と使い方、crash・hit・collide など類似表現との違いも含めて、例文付きでわかりやすく解説します!
slam into の意味
“slam into” は句動詞で、以下のような意味を持ちます:
意味:勢いよく・激しくぶつかる、突っ込む
この表現は、「何かが非常に強い力やスピードで別の物にぶつかる」ことを表します。
物理的な衝突にも、比喩的にも使えるのが特徴です。
使い方と例文
物理的な衝突の例:
- A truck slammed into the barrier.
トラックがバリケードに激突した。 - He slammed into the wall during the race.
レース中、彼は壁に思いきりぶつかった。 - The wave slammed into the boat.
波がボートに激しく打ちつけた。
比喩的な使い方:
- The scandal slammed into the company’s reputation.
そのスキャンダルは会社の評判に大打撃を与えた。 - The reality of the situation slammed into her.
その現実が彼女に一気にのしかかった。
ポイント:
動き・力・衝撃の「激しさ」「急さ」を強調する表現として非常に強力です。
類似表現との比較
表現 | 意味 | ニュアンスの違い |
---|---|---|
slam into | 激しくぶつかる | 衝撃+スピード+音のイメージ。感情も伴うことがある |
crash into | 衝突する、ぶつかる | 結果的に損傷・破壊があることを暗示。乗り物・事故によく使う |
collide with | 衝突する(フォーマル) | やや客観的・公式な表現。物・意見などにも使える |
run into | 偶然出会う/ぶつかる | 軽めのぶつかりや、予期せぬ遭遇などに使う |
bump into | 軽くぶつかる | 日常的・軽い接触や偶然の出会いに使う |
hit | 打つ・ぶつける | もっとも基本的。衝突や打撃そのものにフォーカス |
使用シーン別まとめ
シーン | 適した表現 | 理由・特徴 |
---|---|---|
車が障害物に激突 | slam into / crash into | 衝撃や音が大きく、損傷を伴うイメージ |
軽く人と接触 | bump into / run into | カジュアルで軽い表現。謝罪や会話のきっかけに使える |
飛行機・列車の事故 | collide with / crash into | 公式・報道向けの表現として自然 |
感情的・印象的にぶつかる | slam into(比喩) | 感情や衝撃が「一気に襲ってきた」イメージに強い |
まとめ
- slam into は「激しくぶつかる」「勢いよく打ち当たる」という強い衝突の表現。
- 音・スピード・衝撃の強さを伴う場面でよく使われます。
- 比喩的に「精神的な衝撃」や「突然の変化」を表す場合にも効果的。
crash・collide・hit などとの違いを知ることで、より自然で正確な英語が使えるようになりますよ!