get backgo back はどちらも「戻る」という意味で使われる表現ですが、ニュアンスや使い方に違いがあります。

日本語にすると似た意味に見えますが、状況によって自然な表現が変わるので、違いをしっかり理解して使い分けるのが大切です。

この記事では get backgo back の違いと使い方を、具体例を交えてわかりやすく解説します。

get back の特徴:「戻ってくる」「戻る状態になる」というニュアンス

get back は「戻ってくる」「戻ることになる」という結果や到達に重点がある表現です。

帰ってきた/戻ってきた状態にフォーカスするイメージです。

例文
I’ll get back home around 7 p.m.
(7時ごろ家に戻る予定です)

He finally got back from his business trip.
(彼はやっと出張から帰ってきた)

Can you get back to me on this issue tomorrow?
(この件について明日返信もらえますか?)

I can’t wait to get back to the beach this summer.
(この夏、またビーチに戻れるのが楽しみだ)

ポイント

  • 話し手の視点に近い場所・状況への「戻り」によく使う
  • 物理的に戻るだけでなく、連絡を返す/話題に戻るなど比喩的にも使える
  • 結果(戻った状態)に重点

go back の特徴:「元いた場所に戻る」という動作のニュアンス

go back は「(今いる場所から)元の場所へ戻る」という「動作・移動そのもの」を強調する表現です。

動きや流れにフォーカスした言い方になります。

例文
I need to go back to the office to pick up my laptop.
(ノートパソコンを取りにオフィスに戻らないといけない)

She decided to go back to school to finish her degree.
(彼女は学位取得のために学校に戻ることにした)

Let’s go back to the previous topic.
(前の話題に戻ろう)

I think it’s time to go back home.
(そろそろ家に帰る時間だね)

ポイント

  • 今いる場所から出発して戻る動作に重点
  • より「移動」の意識が強い
  • 話や時間の流れに対しても使える(会話の「戻る」にも使える)

使い分けのコツ

get back
戻ってきた状態/達成感/変化後の状態 にフォーカス
→ 家、オフィス、習慣、健康、連絡など幅広く使う

go back
その場から離れて戻る動作 にフォーカス
→ 具体的な移動・場所・時間・話題への「戻る」に使う

例文

I’ll go back to my desk after lunch.
(ランチの後、デスクに戻ります) → 場所に移動して戻る

I want to get back in shape.
(また体を鍛えて元の状態に戻りたい) → 状態の回復・変化

We should go back to where we started.
(出発地点に戻るべきだ) → 移動としての戻り

まとめ

get backgo back はどちらも「戻る」という意味を持ちますが、下記のように使い分けるのが自然です。

  • 戻った結果/状態 に重点を置きたいなら get back
  • 戻る動作/移動 に重点を置きたいなら go back

【get back】

  • 家やオフィスに「戻ってきた」
  • 連絡を「返す」
  • 元の状態に「回復する」

【go back】

  • 元いた場所に「戻る」
  • 話題や流れを「戻す」
  • 具体的に「移動して戻る」

この違いを意識すれば、より自然な英語表現ができるようになります。

会話でもメールでもよく使われる表現なので、ぜひ場面に合わせて使い分けてみてくださいね!

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