病院、窓口、飲食店などで順番を管理する際によく使われる「番号札をお取りになってお待ちください」という案内。

英語でもこの案内はさまざまな言い回しがあり、口頭案内・掲示・メールなど用途に応じた適切な表現を選ぶことが大切です。

この記事では、英語で「番号札を取ってお待ちください」を自然かつ丁寧に伝える方法を、シーン別にわかりやすく紹介します。

基本的な表現

Please take a number and wait.

もっともシンプルで汎用性の高い基本フレーズです。

例文:
– Please take a number and wait.
(番号札を取ってお待ちください)

ポイント:
“take a number” は「番号札を取る」という意味の定番表現。

“wait” をつけることで「順番を待つ」という自然な指示になります。

口頭でも張り紙でも使いやすい表現です。

丁寧さを加えた案内表現

Kindly take a number and wait to be called.

丁寧なトーンで、呼び出しを待っていただくニュアンスも含めた案内です。

例文:
– Kindly take a number and wait to be called.
(番号札をお取りいただき、お呼びするまでお待ちください)

ポイント:
“kindly” は丁寧さを添える副詞で、掲示や受付での表現に適しています。

“wait to be called” を加えることで、順番が来るまで呼び出しを待つことを丁寧に伝えられます。

機械や番号発券機がある場合の案内

Please take a ticket from the machine and wait.

券売機・発券機などがある場面に適した表現です。

例文:
– Please take a ticket from the machine and wait for your number to be called.
(機械から整理券をお取りになり、番号が呼ばれるまでお待ちください)

ポイント:
“ticket” は「整理券」「番号札」の意味で使われ、より具体的な案内になります。

“wait for your number to be called” で呼び出しを待つことを明確に伝えられます。

窓口や受付対応時の会話で使える表現

Could you please take a number and have a seat while you wait?

対面でのやりとりで、丁寧に案内する際に使いやすい表現です。

例文:
– Could you please take a number and have a seat while you wait?
(番号札をお取りになって、お待ちの間はおかけになってお待ちください)

ポイント:
“Could you please…” は丁寧な依頼表現で、接客に最適です。

“have a seat” を加えることで、座ってお待ちいただくように促せます。

海外の文化に配慮した補足案内

You’ll be called when your number is shown on the screen.

番号での呼び出しがスクリーン表示の場合に加える補足表現です。

例文:
– You’ll be called when your number is shown on the screen.
(スクリーンに番号が表示されましたら、お呼びします)

ポイント:
英語圏では“ticket”や“number”で呼び出す文化が一般的ではない地域もあるため、画面表示や順番システムの補足があると親切です。

まとめ:用途別のおすすめ表現

シーン・用途英語表現例特徴・使い分けポイント
一般的な案内Please take a number and wait.口頭・掲示どちらにも使える最も基本的な表現
丁寧で配慮のある案内Kindly take a number and wait to be called.文面・店内放送・接客で柔らかく案内できる表現
発券機を使うシーンPlease take a ticket from the machine and wait.機械がある場所での具体的な案内に最適
接客でやさしく伝えるCould you please take a number and have a seat while you wait?来店者に座ってお待ちいただくよう伝える丁寧な会話表現
補足・画面表示がある場合の案内You’ll be called when your number is shown on the screen.呼び出し方法の説明を補足する表現として有効

「番号札をお取りになってお待ちください」という案内は、順番待ちの混乱を避けるために重要な表現です。

英語でも相手への配慮を忘れず、シーンに応じた自然な案内表現を使い分けましょう。

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