“jitter” は、「神経質な震え」「小刻みな揺れ・ブレ」を意味する名詞・動詞です。

緊張や不安によって体が震えるような場面や、テクノロジー分野での信号の不安定さ(揺らぎ)を表すときに使われます。

この記事では、“jitter” の意味と使い方を具体例とともに解説し、類義語との違いもわかりやすく整理します。

jitter の意味と使い方

1. 緊張や不安による震え・落ち着かなさ(主に名詞)

“jitter” は、複数形の “jitters” で「(緊張による)震え・不安な気持ち」を指すのが一般的です。

特に試験や面接、初デートなどでの「緊張感」に使われます。

例文:
I always get the jitters before public speaking.
(人前で話す前はいつも緊張する)

She had the jitters before her job interview.
(彼女は就職面接の前に不安でそわそわしていた)

2. テクノロジー分野:信号や動作のブレ(名詞)

ITや音声・映像処理の分野では、“jitter” は「時間的な揺らぎ」や「安定性のなさ」を表します。

例文:
The video call quality dropped due to network jitter.
(ネットワークのジッターでビデオ通話の品質が低下した)

This audio device minimizes jitter for clearer sound.
(このオーディオ機器はジッターを抑えて音をクリアにする)

3. 動詞としての使用(ややまれ)

“jitter” を動詞で使う場合、「小刻みに動く」「ピクピク動く」などを意味します。

例文:
Her hands jittered from anxiety.
(彼女の手は不安で震えていた)

類義語との違いと使い分け

“jitter” に近い意味を持つ単語と比較し、そのニュアンスの違いを表にまとめます。

単語意味ニュアンス・使い分け
jitter緊張・不安による震え、不安定さ緊張や技術的ブレに使う。 jitters(名詞)での使用が一般的
nervousness神経質、不安気持ちの不安定さを強調。物理的な震えは伴わないことが多い
anxiety不安、心配より広範・持続的な不安。医学的にも使われる
shake揺れる、震える身体の揺れや物の物理的な動き。感情的な震えとしても使える
tremble小刻みに震える恐怖・寒さ・緊張などで震えるときに自然な表現
quiverわずかに震える比較的詩的で微細な震えを表現。弓(bow)とセットでもよく使う

類語との使い分け例

She was trembling with fear.
(彼女は恐怖で震えていた)※“tremble” = 感情による震え

He tried to hide his nervousness.
(彼は不安を隠そうとした)※“nervousness” = 心の状態

I felt a bit of jitter before the performance.
(本番前にちょっとした緊張を感じた)※“jitter” = 一時的な緊張

まとめ

“jitter” は、「緊張や不安による震え」や「信号のブレ」を表す便利な語です。

  • 日常会話では “get the jitters” などの表現で、緊張感を自然に伝えることができます
  • 技術分野では「ジッター」として、信号や処理の不安定さを表現

人間の感情から機械の挙動までカバーする多機能な単語として、ぜひ覚えておきましょう!

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