“bunch” は日常英会話で非常によく使われる単語で、「束」「房」「一団」「たくさん」といった意味を持ちます。

具体的なもの(花・果物など)から抽象的な集まり(人・アイデア)まで幅広く使える便利な単語です。

この記事では“bunch” の意味と使い方、類義語との違いについて、具体例を交えながら詳しく解説します。

bunch の意味と使い方

“bunch” には大きく分けて以下の3つの意味があります。

1. 束・房(物理的にまとまったもの)

果物・花・カギなど、ひとまとまりになっているものを指します。

例文

  • I bought a bunch of bananas.
    (バナナを一房買いました)
  • She gave me a bunch of flowers.
    (彼女は私に花束をくれた)
  • He took out a bunch of keys from his pocket.
    (彼はポケットから鍵の束を取り出した)

2. 人・物・アイデアなどの集まり

人や物の「グループ」や「集まり」を指す、ややカジュアルな表現です。

例文

  • A bunch of kids were playing in the park.
    (子どもたちの集団が公園で遊んでいた)
  • I have a bunch of emails to respond to.
    (返さなきゃいけないメールが山ほどある)
  • We had a bunch of fun at the party.
    (パーティーはすごく楽しかった)

このように、量的に多いことを示す “a bunch of” は、「たくさんの」という意味でも使われます。

3. 口語での感情的な強調

文脈によっては、「すごく」「めっちゃ」という強調としても使われます。

例文

  • Thanks a bunch!
    (本当にありがとう!)
  • That means a bunch to me.
    (それは私にとって本当に大きな意味がある)

類義語との違いと使い分け

“bunch” は非常にカジュアルで口語的な表現ですが、他にも似た意味を持つ語が多数あります。

下の表でそれぞれのニュアンスを比べてみましょう。

単語意味ニュアンス・使い分け
bunch束、集まり、たくさんもっともカジュアルで柔らかい表現。人・物どちらにも使える
groupグループ、集団フォーマル寄りで、人・物を分類する際などに使われる
crowd群衆特に人が密集している様子を指す。動きがあるイメージが強い
cluster集まり、群れ同種のものが密集している状態(例:星、ぶどう、ウイルス)に使うことが多い
pile山、積み重ね積み上げられたものを指し、整理されていない印象
stack整然とした山、積み重ねpileより整然とした印象。書類や皿などでよく使われる

類語との例文比較

  • I saw a group of tourists taking photos.
    (観光客のグループが写真を撮っていた)
  • A crowd of fans gathered at the concert venue.
    (ファンの群衆がコンサート会場に集まった)
  • There was a cluster of stars in the sky.
    (空には星の群れがあった)
  • There’s a pile of clothes on your bed.
    (ベッドの上に服の山があるよ)
  • He put the dishes in a stack next to the sink.
    (彼はシンクの横にお皿をきちんと積んだ)

まとめ

bunch は、物の束から人の集まり、感情の強調まで幅広く使える便利なカジュアル表現です。

  • 具体的な「束」「房」としても使える
  • 人やモノの「グループ」「集まり」としても使える
  • 口語では「たくさんの」「めっちゃ」といった強調にも使える

カジュアルな場面で多用される語なので、英会話を自然にするためにぜひ身につけておきたい単語です。

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