日本ではおなじみの「左側通行」。
道路や歩道、エスカレーターなどで「左側を通ってください」と案内することがありますが、英語ではどう言えば自然に伝わるのでしょうか?
この記事では「左側通行」にあたる英語表現をシーン別にわかりやすく紹介し、状況に応じた使い分けを解説します。
基本の表現:Keep left.
もっともシンプルで直接的な表現がこれです。
例文:
Please keep left.
左側を通行してください。
道路標識や公共施設の案内板でもよく見かける表現です。
"keep" は「~の状態を保つ」という意味で、"keep left" で「左側を保って通行する」となります。
歩行者に向けた案内:Walk on the left.
歩道や学校など歩行者への指示としてよく使われます。
例文:
At this station, please walk on the left.
この駅では左側を歩いてください。
より丁寧に言いたい場合は、"Please walk on the left side." のように "side" を加えてもOKです。
エスカレーターなどでの行動案内:Stand on the left. / Keep to the left.
国や地域によってエスカレーターの立ち位置が異なりますが、日本では「立ち止まるなら左」というルールが多いです。
例文:
Stand on the left, walk on the right.
左に立ち、右を歩いてください。
Keep to the left も「左側に寄ってください」という意味で、混雑時や案内表示にぴったりの丁寧な表現です。
道路・車両に関する表現:Drive on the left. / Left-hand traffic.
車の通行ルールとして「左側通行」を説明する場合にはこちらを使います。
例文:
In Japan, we drive on the left.
日本では左側通行です。
また、「左側通行の国」という意味では left-hand traffic が使われます。
例文:
The UK and Japan both have left-hand traffic.
イギリスと日本はどちらも左側通行の国です。
シーン別まとめ
英語表現 | シーン | ニュアンス・使い分け |
---|---|---|
Keep left | 一般的な注意書き・案内板 | 一言で伝える定番表現。道路標識などにも使われる |
Walk on the left | 歩行者向けの通行案内 | 歩道や施設での誘導に自然。丁寧に言うなら "on the left side" |
Stand on the left | エスカレーターでの案内 | 「立ち止まるなら左に」の案内に適している |
Keep to the left | 混雑時・公共空間での誘導 | 少し丁寧な印象。「左側に寄ってください」 |
Drive on the left | 車の通行ルールを説明する場合 | 日本やイギリスなどの交通文化を紹介するときに使う |
Left-hand traffic | 制度的な説明(国レベルの通行文化) | 「左側通行の国」といった説明・比較に便利 |
まとめ
「左側通行」は英語で Keep left がもっともシンプルで幅広く使える表現です。
ただし、歩行者・エスカレーター・車など、シーンごとに自然なフレーズを選ぶことで、より丁寧で伝わる英語になります。
場面別に表現を使い分けて、案内や会話でもスムーズに伝えてみてくださいね。