英語で「邪魔しないでね」と言いたいとき、よく使われる表現が “in the way”。
このフレーズ、直訳すると「道の中にいる」という意味ですが、なぜそれが「邪魔」というニュアンスになるのでしょうか?
この記事では、“in the way” が「邪魔になる」という意味を持つ理由を英語の感覚からわかりやすく解説します!
in the way の基本構造
“in the way” は次の3語でできています:
- in:〜の中に
- the:その(具体的な)
- way:道、通り道、進行方向
つまり、「その道の中にいる/ある」というのが文字通りの意味です。
ここでの “way” は「人や物の進行・動作のルート」という感覚です。
なぜ「道にいる」と「邪魔」になる?
誰かが進もうとしている道に、別の人や物がいたらどうなるか?
→ 通れない、避けないといけない、止まってしまう
この「通ろうとしているルートに何かがいる」=「邪魔している」という感覚が、そのまま “in the way” = 邪魔な位置にいる という意味に発展しています。
これは物理的にも比喩的にも使われます。
例文でイメージをつかもう
- Can you move? You’re in the way.
どいてくれる?邪魔なんだけど。
(通ろうとしている道に立ちはだかっている) - I didn’t want to be in the way.
邪魔になりたくなかったんだ。
(誰かの行動や時間を妨げたくなかった) - She’s in the way of our progress.
彼女が私たちの進行を妨げている。
このように、物が道をふさいでいる場合にも誰かの計画や成長を妨げている比喩的な意味でも使われます。
“in the way” は必ず「悪い意味」?
多くの場合、「邪魔・迷惑・支障」というネガティブな意味で使われますが、下記のような使い方によっては気遣いや遠慮の気持ちも含まれます。
- I hope I’m not in the way.
邪魔じゃないといいんだけど。
(控えめな気持ちで) - Don’t worry, you’re not in the way at all!
心配しないで、まったく邪魔じゃないよ!
まとめ
“in the way” は、誰かの進行・行動・視界を妨げる位置にいることから、自然と「邪魔」「妨げになる」という意味になります。
「道の中にいる」→「その人の動きを止める」→「ジャマになる」
英語圏の人にとっては直感的に伝わる言い回しなので、自分が遠慮したいときや、ちょっとどいてほしいときにとても使いやすい表現です。