ニュースで「presidential inauguration(大統領就任式)」という表現を見たことはありませんか?
“inauguration” は、特に政治や公式な場面で使われる「就任」「開始」を意味する重要な単語です。
一見フォーマルに聞こえますが、使い方を理解すればニュース英語やスピーチがぐっと読みやすくなります。
この記事では、「inauguration」の意味や使い方、ceremony・appointment・launch などの類義語との違いもわかりやすく整理します
目次
基本的な意味
inaugurationは「正式な開始、就任式、開会式」を意味します。
特に新しい役職や施設、プロジェクトなどが公式に始まることを指す名詞です。
発音: /ɪˌnɔːɡjʊˈreɪʃən/(イナウグレーション)
語源と由来
「inauguration」はラテン語の「inauguratio」から来ており、「神託を得ること」や「神の意志を確認する儀式」を意味していました。
そこから転じて、公式に何かを始めるための儀式や行事を指すようになりました。
類似表現との違い
「inauguration」は公式かつ儀式的な開始を強調する言葉です。
例えば、単なる「開始」や「始まり」とはニュアンスが異なります。
主な使用場面
inaugurationは主に以下のような場面で使われます。
1. 政治・公職の就任式
The president's inauguration will take place on January 20th.
(大統領の就任式は1月20日に行われる)
2. 新しい建物や施設の開所式
The inauguration of the new library was attended by many locals.
(新しい図書館の開所式には多くの地元住民が参加した)
3. 公式なプロジェクトやイベントの開始
The company held an inauguration ceremony for its new headquarters.
(会社は新本社の開所式を開催した)
類義語との比較
ここでは似た意味を持つ単語と比較しながら、「inauguration」の特徴を理解しましょう。
1. opening vs inauguration
opening: 一般的な「開くこと」「開始」
- The opening of the exhibition attracted many visitors.
(展示会の開幕は多くの来場者を引きつけた)
inauguration: 公式で儀式的な「開始」
- The city held an inauguration for the new mayor.
(市は新市長の就任式を開催した)
2. commencement vs inauguration
commencement: 主に「卒業式」や「始まり」を意味するが、やや形式的
- He gave a speech at the commencement ceremony.
(彼は卒業式でスピーチをした)
inauguration: 公職や施設の公式開始
- The inauguration of the governor was broadcast live.
(知事の就任式は生中継された)
3. launch vs inauguration
launch: 製品やプロジェクトの「開始」や「発売」
- The company launched a new product last month.
(会社は先月新製品を発売した)
inauguration: 公式な儀式を伴う開始
- The inauguration of the space center was a historic event.
(宇宙センターの開所式は歴史的な出来事だった)
使い方のポイント
1. 公式かつ儀式的な場面で使う
inaugurationは、単なる開始ではなく公式な式典や儀式を伴うスタートを表します。
2. 公職や施設の開始を表現する際に適している
政治家の就任式や公共施設の開所式など、正式な場面でよく使われます。
3. 動詞形は「inaugurate」
就任させる、公式に開始するという意味で使います。
- The mayor inaugurated the new park.
(市長は新しい公園の開園式を行った)
まとめ
「inauguration」は公式かつ儀式的な開始や就任式を意味する重要な単語です。
政治や公共の場面で頻繁に使われ、単なる「start」や「opening」とは違い、格式と伝統を感じさせます。
この言葉を理解し使いこなせるようになると、英語の表現力がさらに豊かになるはずです!
