旅行中や外出時、「貴重品は身につけてください」や「貴重品をお預かりします」といった表現はよく使われますよね。
では、この「貴重品」は英語でどう表現するのでしょうか?
実は、「貴重品」にピッタリの英語は1つではなく、文脈によって使い分けが必要です。
この記事では場面別に自然な英語表現をわかりやすく紹介します!
基本の英語表現:valuables
「貴重品」は英語でいちばんよく使われるのが valuables という言葉です。
これは “valuable(価値のある)” の名詞形で、お金・パスポート・ジュエリー・時計など、大切な持ち物全般を指します。
例文:
- Please keep your valuables with you at all times.
貴重品は常に身につけておいてください。 - The hotel provides a safe for your valuables.
ホテルでは貴重品用の金庫をご利用いただけます。 - He lost all his valuables in the theft.
彼は盗難で全ての貴重品を失った。
旅行・防犯・施設の案内などで、最も広く使える表現です。
特定のものを指すときは?
“valuables” はまとめて言うときに便利ですが、具体的なものを強調したいときは単体の名詞を使います。
- Please do not leave your passport or wallet unattended.
パスポートや財布などの貴重品は放置しないでください。 - Jewelry and cash should be locked in the safe.
貴金属や現金は金庫に入れてください。
このように、実際に何が「貴重品」なのかを明確にするのが英語では自然です。
ビジネスや施設案内でよく使われる表現
- We are not responsible for lost or stolen valuables.
紛失または盗難による貴重品の責任は負いかねます。 - You can store your valuables at the front desk.
貴重品はフロントでお預かりいたします。
こうした表現はホテル・ジム・温泉施設などでよく見かけます。
類似表現との違い
表現 | 意味 | ニュアンス・使い方例 |
---|---|---|
valuables | 貴重品(複数の大切な物) | 最も一般的。旅行・防犯・施設案内など広く使える |
belongings | 所持品(貴重かどうかは関係なし) | 荷物全体を表す。価値のあるなしは問わない |
possessions | 所有物 | やや硬めの表現。財産全般やフォーマルな場面にも |
personal items | 個人の持ち物 | より一般的・丁寧な言い方(バッグ・眼鏡など) |
まとめ
「貴重品」は英語で valuables がもっとも一般的な表現です。
ただし、文脈によっては passport, wallet, jewelry などの具体的な名詞を使ったり、belongings / personal items と言い換えることで、より丁寧かつ自然な表現になります。
旅行や日常生活でよく使う言葉なので、シーンに合わせて使い分けられると安心ですね!