裁判や議会のシーンでよく耳にする「testify」という単語。

法律関連のニュースやドラマでは欠かせない表現ですが、実際には法廷以外の場面でも使われることがあります。

今回は、この「testify」の基本的な意味と使い方を整理し、類義語との違いもあわせてわかりやすく解説していきます。

基本的な意味

testify「証言する」「証明する」という意味の動詞です。

主に法廷や公式な場面で、自分の知っている事実や見たことを話すことを指します。

発音: /ˈtɛstəˌfaɪ/

使い方のポイント

「testify」は、法律の場だけでなく、「何かを確かに示す・証明する」という意味でも使われます。

例:She testified in court about the accident.
(彼女はその事故について法廷で証言した)

語源と由来

「testify」はラテン語の「testificari」(証人になる)に由来し、「testis」(証人)と「-fy」(動詞化の接尾辞)から成ります。

これは「証人として真実を述べる」ことを強調しています。

類義語との比較

「testify」と似た意味を持つ単語と比べることで、そのニュアンスの違いを理解しましょう。

1. testify vs witness

witness: 目撃者として「証言する」「目撃する」

  • He witnessed the accident.
    (彼はその事故を目撃した)

testify: 法廷などで正式に「証言する」

  • She testified under oath.
    (彼女は宣誓のもと証言した)

ポイント: 「witness」は目撃者の立場を強調し、「testify」は証言行為自体を指します。

2. testify vs declare

declare: 公的に「宣言する」「公式に発表する」

  • The government declared a state of emergency.
    (政府は緊急事態を宣言した)

testify: 法廷や公式の場で、事実に基づいて「証言する」

  • She testified about the events of that day.
    (彼女はその日の出来事について証言した)

ポイント: 「declare」は意見や立場の発表に使われ、「testify」は証拠や事実を述べる場面で使われます。

3. testify vs prove

prove: 「証明する」、確かな証拠で裏付ける

  • The evidence proved his guilt.
    (証拠が彼の有罪を証明した)

testify: 自分の経験や知識に基づいて「証言する」

  • He testified that he was at the scene.
    (彼は現場にいたと証言した)

ポイント: 「prove」は結果としての証明、「testify」は証言行為そのものに焦点があります。

主な使用場面

「testify」は主に次のような場面で使われます。

1. 法廷や裁判での証言

The witness testified against the defendant.
(証人は被告に不利な証言をした)

2. 公式な聴聞会や調査での発言

She testified before the congressional committee.
(彼女は議会委員会の前で証言した)

3. 事実や感情を示す場合

His calmness testified to his experience.
(彼の落ち着きは彼の経験を物語っていた)

使い方のポイント

1. 法的・公式な場面で使われることが多い

testifyは通常、裁判や公的な聴聞などフォーマルな証言の場で使います。

2. 宣誓の意味合いを含む

証言するときは、真実を述べると誓う意味合いが強いです。

3. 事実や証拠を示すニュアンスもある

口頭の証言だけでなく、何かが「証明する」意味合いでも使われます。

まとめ

testify「証言する」「証明する」という意味で、特に法廷や公式な場で使われる重要な動詞です。

類義語の「witness」「declare」「prove」と比較すると、「testify」は証言行為そのものや宣誓を強調するのが特徴です。

この単語を理解し使いこなすことで、法律関連の英語やフォーマルな表現がより自然になりますよ!

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